2018.07.30 

平成30年度 夏季エコパトロールを行いました~エコキャンパス推進委員会~

エコキャンパス推進委員会では、省エネやリユース、リサイクルを通して自然にやさしく、人にも優しい学内環境づくりを目指した活動を行っています。
なかでも、夏季と冬季の学内エコパトロールは、緑のタスキをかけた委員会メンバーが、各教室や研究室を巡回することが、広く周知されすっかりお馴染みの活動として定着しています。
 
今回は、猛暑の平成30年7月17日(火)から27日(金)までの期間の巡回について報告します。
 
夏季エコパトロール1-1
▲この日の巡回メンバー。猛暑を感じさせない笑顔でいざ出発!
 
今年の夏は、日本列島を揺るがすほどの猛暑となっており、先週1週間の熱中症患者が2万人を超えるほどです。連日体温を超える最高気温が続き、早くも夏バテで元気が出ないという方も多いのではないでしょうか。その影響もあって、学内の電力使用量も使用上限を超える日が続いています。
 
夏季エコパトロール2-1
▲巡回当日の電力使用量も13時30分には最大電力を超過していました
 
パトロール班は2手に別れて学内を巡回します。この日リポートしている巡回は、16時30分ごろで4限目の授業が終了したころでしたが、試験中であるため、多くの学生が教室に残って勉強に励んでいました。教室内の温度は概ね、25℃~26℃程度になっているところが多く、クーラーも25℃に設定されていることが一般的でした。
使用していない教室で、クーラーが切れている状態では30℃を超過していることもあり、さすがに蒸し暑く感じましたが、教室内の温度計が27℃~28℃を示している場合は快適に過ごせる印象を受けました。
猛暑の屋外から教室に入った直後は、クーラーの設定温度を一気に下げることで快適さを求めようとするのか、いくつかの部屋で設定温度が20℃や23℃になっていました。この状態の教室に外から入っていくと肌寒さを感じますが、ずっとその温度の室内に居続けるとその状態に身体が慣れてしまうので、低い設定温度のままになっていることが考えられます。
 
夏季エコパトロール3-1
▲総務部前の温度計は28℃ クーラーの設定温度も28℃とエコのお手本です
 
夏季エコパトロール4-2
▲使用していない教室に電気やクーラー 
 
夏季エコパトロール5-2
▲クーラーをつけても扉が開放された教室
 
巡回中、誰もいないのに電気やクーラーがつけっぱなしの教室やクーラーがつけられていても前後の扉が開けっ放しの教室も数か所ありました。このような無駄をなくせば、節電につながるような気がします。
 
●教室を出るときは、電気やクーラーを消す
●クーラーをつけた教室では必ず扉を閉める
●室温がある程度下がったらクーラーの設定温度を28℃にする
 
この3つを心がけることで省エネにつながりますので、皆さんのご協力をお願いします。
 
今年の猛暑は例年よりも厳しいため、熱中症から身を守るためには適切にクーラーを使用することが必要です。加えて、体をしめつける服装を避け、風通しが良く熱が放散されやすい着衣を選ぶことや後頚部に保冷剤をあてることなど、ひと工夫で暑さを軽減することができます。良質な睡眠をとることや栄養と水分、塩やミネラルを補給することも元気に夏を乗り切るためには大切なことでしょう。スイカやキュウリなど夏に収穫できる食べ物は塩との相性がよく、水分も多く含まれるのでこの時期に食べると体を冷やしてくれます。
まだまだ暑い日は続きますが、乗り切るための策を見つけて、楽しい夏の思い出をたくさん作ってください。
 
☆エコキャンパス推進委員会では、古紙リサイクルや傘R(忘れ傘のリユース)などの活動をしています。環境にやさしい大学づくりのための活動に今後も協力をお願いします。
 

             エコキャンパス推進委員会 看護医療学科講師 大友絵利香

 

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