2018.08.01 

理学療法学科卒業生の卒業研究が国際学術雑誌に掲載!~理学療法学科

2017年3月に理学療法学科を卒業した2名(瓜谷ゼミ:西田朋子さん、坂口ななみさん)が取り組んだ卒業研究が「Pain Research and Management」という国際学術雑誌に論文として掲載されました。
論文のタイトルは「Difference in Response to a Motor Imagery Task: A Comparison between Individuals with and without Painful Temporomandibular Disorders」です。
この研究では「メンタルローテーション」という、脳内でイメージを想起する手法を用いて、痛みを伴う顎関節症の患者さんは健常な方と比較して脳内での身体のイメージの想起が遅延したり、誤りが多かったりすることを明らかにしました。
 
理学療法学科瓜谷ゼミ生1-1
 
この研究は、奈良県立医科大学口腔外科顎関節外来の顎関節専門医の先生との共同研究として実施しました。その中で西田さんと坂口さんは研究準備からデータ測定、データ整理において中心的役割を担って活動してくれました。
また今回の論文は痛みを専門にオーストラリアを中心に活躍されているPhysiotherapist、Lester E Jones氏にもご協力いただいて執筆しました。
瓜谷ゼミではこれからも、卒業研究にとどまらず、理学療法やリハビリテーションの発展に寄与するレベルでの研究に取り組んでいきたいと思います。
この論文はオープンアクセスとなっていますので、是非ご一読ください。
 
Uritani D, Nishida T, Sakaguchi N, Kawakami T, Jones LE, Kirita T. Difference in Response to a Motor Imagery Task: A Comparison between Individuals with and without Painful Temporomandibular Disorders. Pain Research and Management. Article ID 6810412, Volume 2018 (2018)
 

 理学療法学科 准教授 瓜谷大輔

 
【関連記事】
環境省「エコチル調査」の一環で運動教室を開催!~理学療法学科瓜谷ゼミ
メルボルン大学の研究チームとしてイギリスへ!~理学療法学科瓜谷准教授
瓜谷准教授の在外研究報告会兼同窓会レポート!~理学療法学科「運動器ラボ」
毎年恒例の沖縄ゼミ旅行!~理学療法学科 瓜谷ゼミ

この記事をシェアする