2018年8月3日の記事

2018.08.03

全国栄養士大会でポスター賞を受賞!~健康栄養学科教員

平成30年7月28日(土)、29日(日)に、パシフィコ横浜にて「平成30年度全国栄養士大会」※1が開催され、KAGUYAプロジェクト※2から健康栄養学科の串田が参加してきました。     ※1:全国栄養士大会: 全国の管理栄養士・栄養士が一堂に会し、取り組むべき課題を協議、対応や実践の方法を共有することを目的とした大会 ※2:KAGUYAプロジェクト: 畿央大学と広陵町が連携して行っている「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」です。詳細はホームページをご覧ください。   大会初日は、台風第12号の影響で不穏な天気の中、全国から集まった会場を埋め尽くす管理栄養士・栄養士が、栄養学のトレンドを集めた講演やセミナーにおいて研鑽を積まれていました。 KAGUYAプロジェクトからは、示説発表において、「同居者のいる地域在住高齢者における共食有無と健康状態との関連」を発表させていただきました。     共食行動は、国の健康・食育政策の目標とされ、健康づくり事業として進められている地域も多い一方、健康状態への影響を検討した研究は限られており、今回はその一端となる発表です。 発表の際は、地域で活動されている方々から「共食行動を伴う健康づくり事業を行っているが、栄養学的根拠が少なく、このような研究は重要」等、多くの意見・感想をいただけました。 今回参加したことで、現場の管理栄養士・栄養士における本分野の研究に対するニーズの強さを実感することができ、たいへん良い機会となりました。 多数の方々に興味をお持ちいただけたこともあって、今回の発表に対し、ポスター賞をいただくことができました。     今後も、KAGUYAプロジェクトでは、地域や社会の健康づくりにつながる研究の実施と成果発表を進めてまいります。   健康栄養学科 講師 串田修   ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ  KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!

2018.08.03

熟練助産師による分娩介助の特別講演!~助産学専攻科

平成30年7月19日(木)に外部講師の江口美智子先生をお招きし「側方介助と肩甲難産時の分娩介助」を教わりました。江口先生は、大阪の産婦人科病院の師長をされており、分娩介助件数は2500件以上あります。今回は、江口先生のキャリアの中で工夫されてきた分娩介助の方法を教えていただきました。     病院から先輩助産師2名もアシスタントに来ていただき、ご指導していただきました。 7月から分娩介助の練習をはじめてきて、だんだん介助がうまくなってきていると感じていました。そして、今回の江口先生の授業で更に分娩のイメージが膨らみ、介助の手技一つ一つに根拠があると思いました。児を安全に娩出するためには、児頭を手で把持して、ゆっくり2mmずつくらい娩出できるように介助しなければいけません。そのためには、私たち介助者は、腰を十分に落として、力のかかる向きを考えて分娩介助していく必要があると学びました。また、お産により産婦の会陰裂傷を少しでも少なくするために、赤ちゃんの娩出に合わせて会陰保護を十分に行うことが必要だと学びました。     また、演習の中で産婦さんがパニックになって努責続けている際の分娩介助を行いました。初めは、赤ちゃんの出てくるスピードに驚き学んだことを何も実施できませんでした。ケースを設定しての分娩介助練習を通して、同じお産はなく、その産婦さんや赤ちゃんに合わせて変化するものであるため、基礎的な技術を身に着け臨機応変に対応できるようになることが助産師には必要だと改めて学びました。     今回の授業後から、分娩介助を毎日練習する中で、私たちの意識が変化し、より上達できるよう身の入った練習を毎日行っています。 8月末から実習が始まります。産婦さんと赤ちゃんにとって、安全で安楽な分娩介助ができるように頑張ります。     助産学専攻科 建石一帆・田中来実   【関連記事】 フリースタイル分娩を学びました!~助産学専攻科  ベビーマッサージ・マタニティヨガを体験!~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科 健康科学部長に学ぶ「超音波診断法の理論と実際」~助産学専攻科 平成30年度近畿地区助産師学生交流会 参加レポート!~助産学専攻科 妊娠中期・後期向け「両親学級」の演習を行いました!~助産学専攻科