2018.08.03 

熟練助産師による分娩介助の特別講演!~助産学専攻科

平成30年7月19日(木)に外部講師の江口美智子先生をお招きし「側方介助と肩甲難産時の分娩介助」を教わりました。江口先生は、大阪の産婦人科病院の師長をされており、分娩介助件数は2500件以上あります。今回は、江口先生のキャリアの中で工夫されてきた分娩介助の方法を教えていただきました。
 
分娩介助の特別講演1-1
 
病院から先輩助産師2名もアシスタントに来ていただき、ご指導していただきました。
7月から分娩介助の練習をはじめてきて、だんだん介助がうまくなってきていると感じていました。そして、今回の江口先生の授業で更に分娩のイメージが膨らみ、介助の手技一つ一つに根拠があると思いました。児を安全に娩出するためには、児頭を手で把持して、ゆっくり2mmずつくらい娩出できるように介助しなければいけません。そのためには、私たち介助者は、腰を十分に落として、力のかかる向きを考えて分娩介助していく必要があると学びました。また、お産により産婦の会陰裂傷を少しでも少なくするために、赤ちゃんの娩出に合わせて会陰保護を十分に行うことが必要だと学びました。
 
分娩介助の特別講演5-1-side-down
 
また、演習の中で産婦さんがパニックになって努責続けている際の分娩介助を行いました。初めは、赤ちゃんの出てくるスピードに驚き学んだことを何も実施できませんでした。ケースを設定しての分娩介助練習を通して、同じお産はなく、その産婦さんや赤ちゃんに合わせて変化するものであるため、基礎的な技術を身に着け臨機応変に対応できるようになることが助産師には必要だと改めて学びました。
 
分娩介助の特別講演2-1
 
今回の授業後から、分娩介助を毎日練習する中で、私たちの意識が変化し、より上達できるよう身の入った練習を毎日行っています。
8月末から実習が始まります。産婦さんと赤ちゃんにとって、安全で安楽な分娩介助ができるように頑張ります。
 
分娩介助の特別講演3-1
 

助産学専攻科 建石一帆・田中来実

 
【関連記事】
フリースタイル分娩を学びました!~助産学専攻科 
ベビーマッサージ・マタニティヨガを体験!~助産学専攻科
児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科
健康科学部長に学ぶ「超音波診断法の理論と実際」~助産学専攻科
平成30年度近畿地区助産師学生交流会 参加レポート!~助産学専攻科
妊娠中期・後期向け「両親学級」の演習を行いました!~助産学専攻科

この記事をシェアする