2018.09.13 

在外研究中の教育学部ムース准教授が、ペルーの国営テレビに登場!

本学には教育研究水準の向上および国際交流の進展に資するため、学術の研究・調査等のため外国に在外研究員を派遣する制度があります。平成30年4月1日から平成31年3月31日までの期間、スペインのUniversidad de Oviedo「内容言語統合学習法 (Content Language Intergrated Learning, CLIL)を用いた第二言語によるアイデンティティーの構築に関する研究」をテーマに研究を進めています。今回は、スペインから出張したペルーでの現地レポートをお届けします!
 
 
スペインの大学では、7月末から9月の頭まで夏休みで、大学は閉館でした。
私は8月7日(火)~23日(日)に科学研究費プロジェクトのフィルドワーク実施のため、ペルーのリマ市とチリのサンティアゴ市に出張に出かけました。このフィルドワークの内容は、科研プロジェクトの主体であるホセ・ワタナベという人物の自伝背景の情報を収集するため、ワタナベの親戚と、ワタナベについて研究している学者とのインタビューや、ワタナベの生まれ育ったラレード市とトルヒヨ市を訪問する事を目的としていました。
ワタナベ氏の親戚以外では、下記の先生方にインタビューを実施しました。
Dr. Jose Lin Ning Anticona
(精神学者、著者:Cosas de Familia: metáfora de la identidad en la poética de José Watanabe. Ediciones Murrup, 2014)
Dr. Camilo Fernandez Cozman
(サンマルコス大学、著者: Mito, cuerpo y modernidad en la poesía de José Watanabe. Universidad Nacional Federico Villareal, 2011)
Dr. Jose Canziani
(Ponitifica Universidad Catolica de Peru大学の考古学者、ワタナベ氏親友)
最終的にPonitifica Universidad Catolica de Peru、ペルーの一流大学で研究の経過を発表しました。また、このシンポジウムは大学の定期刊行物に取材されました(下記の写真)。
 
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ペルー国営テレビCanal 7、日本でいうNHKの文化番組が我々のプロジェクトを知り、その番組から私はインタビューの依頼を受け、8月21日(火)午前中にテレビ局でインタビューを受けました。そして、9月1日(土)の17:00(ペルー時間)に全国放送されました。
 
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(画像をクリックすると動画がご覧になれます)
 
9月は、スペインのオビエドでの研究を中心にする予定にしています。小学校における外国語教育のプロジェクトを進めるために学校訪問、現場の先生との面談や、実際の授業を見学させて頂く予定です。
 

現代教育学科 准教授 ムース・ランディ

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平成29年度在外研究報告会を開催しました。

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