2019.03.06 

第5回戴帽式が行われました!~看護医療学科

看護医療学科4回生の高田咲貴です。2019年2月24日(日)に冬木記念ホールにて第5回戴帽式を行い、看護医療学科8期生有志の80名が参加しました。
 
私たちはそれぞれ看護師への想いを抱き、4年前に畿央大学に看護学生として入学しました。授業や学内での演習を通して基礎を学び、臨床での実習を乗り越え、最後の難関である国家試験に挑み終えました。そして今、看護職として、就職・進学するときが目の前に近づいています。看護に携わる者としての道をそれぞれが各自で歩んでいかなければなりません。そのため、人の命を預かる看護職の重み、また看護職者としての自分自身の信念と覚悟を再確認する必要があると考え、昨年の戴帽式を参考にしながら、今回の戴帽式を企画しました。
 
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戴帽式とは、ナースキャップを戴く式です。ナースキャップは、様々な背景から現場では見ることが少なくなりましたが、博愛、責任、公平などといった看護の精神を象徴するものです。このナースキャップを先輩看護師である教員から想いとともに受け継ぐ「戴帽の儀」を行いました。また、その後ナイチンゲールがクリミヤ戦争の際、ランプを手に傷病者を見回ったときの灯を想定した【献身】の象徴である火をナイチンゲール像の親火から手元のキャンドルへ灯し、ナイチンゲール誓詞を唱和し、それらをもって80名の誓いとしました。
 
ナイチンゲール誓詞
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、
悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。
われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。
 
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戴帽の瞬間を迎えることができたときは、言葉では言い表せないほどの感動を覚えると同時に、身の引き締まる思いがしました。入学してからあっという間に感じた4年間、数多くの思い出が出来ました。初めて白衣を着た日は今でも鮮明に思い出すことが出来ます。課題や定期テストでは寝る間も惜しんで勉強したこともありました。実習ではどのようにすることが患者様にとって最善なのかを考え、うまくいかずに苦戦する日もありました。そんなとき、相談にのってもらったり、お互いに支えあったりしながら共に勉学に励んできた仲間、そしていつも自分たちの事を信じて見守り、特には叱咤激励しながら支えてくださった先生方や保護者の方々がいたからこそ乗り越えることができたと思います。
 
今回の戴帽式を通して、看護師という患者様の命に関わる仕事をするという責任と覚悟をもち、この4年間で学んできた知識、技術、また周りの方々の優しさや、かけがえのない思い出を忘れることなく看護の道を歩んでいきたいと改めて感じました。
 
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ここまで私たちを支えてくださった先生方、家族の皆様、また今回の戴帽式を実施するにあたってご協力していただいた多くの皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
 

第5回戴帽生代表 看護医療学科4回生

高田咲貴・谷田佳世・谷田有加・種山美里

 
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