2019年11月19日の記事

2019.11.19

就活レポート~就職活動の現場から~No.538(公立幼保)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第538弾! 現代教育学科11期生(20卒) M.N さん 生駒市・公立幼保 勤務       【目指そうと思ったきっかけ】 いとこが全員年下ということで、小さい頃から年下の子のお世話ばかりしていました。そのこともあり、誰かに何かを教えることの楽しさや、教えたことができるようになる子どもの姿・笑顔を見る教育に興味を持ちました。その中でも特に幼児教育に興味があったので、大学で学んだり実習を経験したりする中でやはりこの道のまま進んでいきたいと思い、幼稚園教諭・保育士を目指すようになりました。   【学校インターンシップ・ボランティア・教育実習を経験して】 昔は自分自身が子どもという立場で保育現場にいましたが、実習などでは正式でなくても子どもたちからは先生という立場で接しなければいけないことに最初は戸惑いを覚えました。しかし、先生という立場に立つからこそ、学べることが多くあり、とてもよい経験になりました。子どもと接する中で楽しいこともたくさんありますが、このような場合はどうするのだろうと疑問に思ったり悩んだりする場面にも出会ったことがありました。このような時は、子どもと接する中で1つの方法が絶対に正解ということはないので、いろいろな方法を現場の先生方に聞いてみたり相談したりして、その子に合う方法を探っていくことが大切なのだということを学ぶことができました。また、学生のうちに現場に出て様々なことを経験させていただくことはとてもためになると実感することが多々あるので、ぜひボランティアなどを利用して現場で経験を積んでみてください。   【畿央大学での大学生活について】 入学してすぐ、同じ教育という道に進みたいという志がある人たちと一緒に過ごすことは今までにない環境だったので、とても刺激になったと思います。私は教育学部の学生と関わることが多く、他学部の方と関わることはあまりなかったのですが、それでもとても面白い学生生活を過ごせたと思っています。学年が上がるにつれて、同じ教育学部といっても希望が細かく分かれたり、別の道に転換したりする人が出てくると思います。様々な立場からの意見を活かせるいい機会でもあると思うので、入学したら色々な関係を築いていってください!     【畿央大学の採用試験対策について】 私は公立幼保の採用試験を受けました。公立幼保の採用が狭き門だと知っていたので、自分は本当にできるのかと最初は不安に思っていました。しかし、3回生から先生方が対策講座を開いてくださったり、対策講座の時間以外でも相談に乗ってくださったりしたおかげで、自分の受ける自治体に合った採用試験対策ができたのだと思います。特に公立幼保は先生と自分の結びつきはもちろんですが、公立幼保を受ける仲間同士の繋がりがとても強いです。学生同士で協力しながら対策をしたり、相談し合ったりして、採用試験を乗り越えてきました。     【理想の教師像】 最近では外国籍の子どもや支援の必要な子どもが多く認知されるようになりました。将来子どもたちは、より多様性のある様々な人と関わることになります。そんな中、自身と違うということで関わりを閉ざすのではなく、違いを認め合える子どもに育てていきたいと考えています。ただ一方的にそれを押し付けるのではなく、子どもたちの想いを汲み取りながら、子どもたち自身が心から違いを認め合える気持ちを育んでいけるような、そんな先生になりたいです。   【後輩へのメッセージ】 私は進路を決める時、公立幼保だけでなく企業就職の可能性も考えましたが、先生として学び続けていきたい気持ちが大きくて、公立幼保に進むことに決めました。みなさんの中には本当に先生としてやっていけるかなどの不安から進路に迷う方や公立幼保で受かるのかと不安に思う方もいると思います。そんな時には、学生生活を思い返しながら、自分がいちばんやってみたいことや後悔したくないことは何かということを考えてみてください。先生方や周りの人たちはあなたの心からの決断を一生懸命サポートしてくださる方しかいないので、思い切ってその道に進んでみてください。もしも迷うことがあるなら、両方のことを少しずつ勉強・対策する中で見えてくることがあるので、挑戦してみてください。みなさんが後悔なく自分の進みたい道に進めることを心から応援しています!