健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
420250
専門基礎科目
社会・環境
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
420251
ユニバーサルデザイン
2
代表担当者名
中山 順
科目内容
〔授業の到達目標〕
ユニバーサルデザインの考え方を習得できる。

〔授業科目内容の概要〕
従来の生活環境は健常者を対象に作られてきました。日本の総人口の四分の一が65歳以上の高齢者で占められる時代を迎え、人と環境との不調和という様々な問題が発生しています。そこで、本講義では、高齢者や障害者も含め健常者とともに生活環境を快適に過ごせる「できるだけ多くの人にやさしいデザイン」すなわちユニバーサルデザインの考え方を学びます。

〔授業計画〕
第1回 イントロダクション—ユニバーサルデザインとは
第2回 ユニバーサルデザインの歴史と事例
第3回 ユニバーサルデザインの対象者
第4回 ユニバーサルデザインの対象者の分類
第5回 身体面の配慮要素
第6回 身体面の配慮要素の内容(1)「見る・分る」
第7回 身体面の配慮要素の内容(2)「動く」
第8回 演習(身体面の配慮)
第9回 心理面の配慮要素(1)親和性
第10回 心理面の配慮要素(2)ステータス性
第11回 演習(心理面の配慮)
第12回 ユニバーサルデザインの造形
第13回 ユニバーサルデザインの方法(分析)
第14回 ユニバーサルデザインの方法(総合)
第15回 ユニバーサルデザインの方法(評価)

〔授業外学習の指示〕
関連する商品等の情報を自主的に収集することが望ましい。

〔使用教材〕
パワーポイント

〔参考図書〕
授業の中で必要に応じて紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
授業課題(100%)によって評価する。

〔学生へのメッセージ〕
本授業は、ユニバーサルデザインの知識を吸収するというより、考え方を身に付けることに重点を置いています。高齢者や障害者に配慮された商品等に関心を持って見るようにして欲しい。

〔教員の実務経験〕
製造業の商品開発指導の業務に従事していた時の経験を活かし、高齢者等に配慮した商品開発事例を示しながら、ユニバーサルデザインの在り方について教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SOE1321

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)幼児から高齢者、障がい者をはじめ、すべての人間に対する深い畏敬の念を持ち、デザインに携わる者としての倫理観を有している。(徳をのばす/態度・志向性

(6)一人ひとりの特性に応じてデザインすることができる感性や創造力を生涯にわたってみがき続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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