健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
442100
専門基礎科目
疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
442101
整形外科学Ⅰ
1
代表担当者名
藤井 唯誌
科目内容
〔授業の到達目標〕
単位取得後の学生は、医療人として必要不可欠な専門知識の修得と、国家試験に必要な知識を獲得できる。

〔授業科目内容の概要〕
整形外科は全身を取り扱い、患者数が最も多い診療科のひとつである。そのため関与するコ・メディカルと総称される職域の数、種はともに多く、近年各専門職がより高度な医療に関する知識を必要とされている。理学療法士は、最も整形外科と密接な関係にある、チーム医療には不可欠な存在であり、「理解し実践できる」能力が必要とされ、期待されているパートナーである。「整形外科学Ⅰ」では、総論を中心とした知識修得とそのための方法を教授する。

〔授業計画〕下記{学生へのメッセージ}の如くWebになるか対面になるかは未確定で、それにより以下の計画は若干変更になる可能性がある。
第1回 基礎科学 1―骨
第2回 基礎科学 2―関節と軟骨
第3回 基礎科学 3―筋肉、神経と“痛み”について、バイオメカニクス
第4回 診断学 1―検査の前に
第5回 診断学 2―各種検査
第6回 治療学 1―保存療法
第7回 治療学 2―手術療法
第8回 疾患総論 1―感染症
第9回 疾患総論 2―リウマチと類縁疾患
第10回 疾患総論 3―慢性関節疾患
第11回 疾患総論 4―循環に関わる疾患
第12回 疾患総論 5―先天性疾患、代謝性疾患、神経・筋疾患
第13回 疾患総論 6―骨腫瘍
第14回 疾患総論 7―軟部腫瘍
第15回 評価 補講および知識取得状況の確認
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
修得すべき知識が多いわりに時間は少ないので、使用教材には予めよく目を通して、どこに何が記載されているか把握しておくこと。

〔使用教材〕
標準整形外科学 第14版 (総編集 松野丈夫 中村利孝) 医学書院 ISBN:9784260025379
適宜授業レジュメをインターネットで開示

〔参考図書〕
なし

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験:60%(授業で学習した内容全体からの出題)
知識の取得状況の確認:20%(レポート形式や定期健診とは違った試験形式となる見込み)
授業中の態度:20%(授業への参加度と貢献度、やる気など総合的に判断)

〔学生へのメッセージ〕
国家試験は合格しなければ話にならないが、“大学”とは“教えて”“習う”教習所ではない。大学らしい講義を行うが、社会に出た時、臨床に役立つような基礎知識も教授するので併せて習得すること。学生諸君も授業以外でも使用教材を熟読し、さらなる理解を得るように努力すること。
今年もCovid-19の状況により、対面授業が適切かどうかまだ不明である。できる限り対面を考慮すべきであるが、万が一それが困難な場合は顔の見えない授業になるがご了承いただく。


〔教員の実務経験〕
整形外科医として現役で診療に当たっており、up-to-dateな”生の”現場の実体験を踏まえて、実際に理学療法士になるために必要な整形外科の知識を学生に教えている。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MDD1122

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)理学療法学に関する深い専門的知識と高い技術を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(7)修得した知識、研究・調査能力を用い、生涯にわたって自ら学び続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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