健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
445560
専門科目
理学療法治療学
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
445561
発達系理学療法学Ⅱ
1
代表担当者名
畑中 良太
科目内容
〔授業の到達目標〕
受講するすべての学生が次のような知識や能力を身につけることを目標とする
・子どもの異常姿勢反射と異常運動発達についての理解を深めている
・子どもへの接し方と運動のとらえ方について実践できる
・障害児の特徴と評価の知識を深めている

〔授業科目内容の概要〕
周産期医療の発展により障害を有する小児は減少しているが,その半面救命率の上昇により重度な障害を残存するケースは増えている。本科目では理学療法に関わりの深い,脳性麻痺や筋ジストロフィー症,その他の小児疾患などの病態や障害を学ぶとともにライフステージにあったアプローチ法を考えていく。

〔授業計画〕
第1回 子どもの成長と発達の特性
第2回 脳性麻痺 総論
第3回 脳性麻痺の原因
第4回 脳性麻痺児のライフステージと二次障害
第5回 脳性麻痺児の理学療法評価1(ROM、筋緊張等)
第6回 脳性麻痺児の理学療法評価2(ADL、歩行等)
第7回 脳性麻痺の理学療法・痙直型
第8回 脳性麻痺の理学療法・アテトーゼ型
第9回 重症心身障害児
第10回 NICUの理学療法
第11回 筋ジストロフィー症
第12回 筋ジストロフィー症の理学療法
第13回 二分脊椎・水頭症
第14回 ダウン症候群
第15回 発達性協調運動障害

〔授業外学修の指示〕
事前に自己学習し、理解度を高めておくこと。

〔使用教材〕
『小児理学療法学』編集:平賀篤/平賀ゆかり/畑中良太 羊土社(978-4-7581-0266-7)

〔参考図書〕
『Crosslink 理学療法学テキスト』 編集:藪中良彦/木元稔/坂本仁 株式会社メジカルビュー社 ISBN 978-4-7583-2007-8
『小児理学療法学テキスト 改訂第3版』 編集:田原弘幸/大城昌平/小塚直樹 南江堂 ISBN 978-4524255337
『脳性麻痺 運動器治療マニュアル』編集:粟國敦男/金城健 株式会社メジカルビュー社 ISBN 978-4-7583-1888-4
『GMFM―粗大運動能力尺度 脳性麻痺児のための発達的尺度』 著者:ダイアン・ラッセル ピーター・ローゼンバウム他 株式会社 医学書院 ISBN 978-4-260-24381-0
『脳性まひ児の家庭療育 原著第4版』 編著者:Eva Bower 医歯薬出版 ISBN 978-4-263-21490-9
『赤ちゃんにやさしい発達ケア―ディベロプメンタルケアとリハビリテーションがいちからわかる本』 著者:木原秀樹 株式会社メディカ出版 ISBN 978-4-8404-5370-7

〔成績評価の方法・基準〕
学期末に実施する筆記試験:80% 授業内での課題および取り組み姿勢:20%

〔学生へのメッセージ〕
人間発達学と発達系理学療法学Ⅰの復習をして講義に臨むこと。

〔教員の実務経験〕
理学療法士として発達系領域の業務に従事している経験を活かし、現場での実体験も示しながら発達系理学療法学を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕PHT1132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)理学療法学に関する深い専門的知識と高い技術を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(7)修得した知識、研究・調査能力を用い、生涯にわたって自ら学び続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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