健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
452200
専門基礎科目
食べ物と健康
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
452201
食品学総論
2
代表担当者名
米田 武志
科目内容
〔授業の到達目標〕
食品成分の3つの機能(栄養、嗜好、生体調節)を理解する。その前提として食品の歴史的変遷と食物連鎖を理解すること。また食品の栄養特性や物性、食品表示制度について理解する。

〔授業科目内容の概要〕
5大栄養素に関して食品学的見地から成分特性を解説する(1-5回)。食品の嗜好性について味、色、匂い成分の関与について解説する(6-8回)。食品成分が有する生体調節機能と保健機能食品について解説する(9-10回、14-15回)。保存、加工時の食品成分の変化(11-12回)、物性(13回)について解説する。消費者が普段目にしている食品表示のルールについて解説する(14-15回)。

〔授業計画〕
第1回 人間と食品
第2回 食品の一次機能 炭水化物
第3回 食品の一次機能 脂質
第4回 食品の一次機能 タンパク質
第5回 食品の一次機能 ビタミン・ミネラル
第6回 食品の二次機能 核酸・水分
第7回 食品の二次機能 色素・呈味成分
第8回 食品の二次機能 香気成分・官能評価
第9回 食品の三次機能 機能性食品とは
第10回 食品の三次機能 機能性食品の成分と作用機序
第11回 食品成分の変化 炭水化物・脂質 ・たんぱく質・ビタミンの変化
第12回 食品成分の変化 成分間の相互作用
第13回 食品の物性
第14回 食品の表示と規格基準
第15回 健康や栄養に関する表示の制度
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
事前に教科書等で予習してくること。また、随時小テストを行うので復習をしっかりしておくこと。

〔使用教材〕
水品善之・菊崎泰枝・小西洋太郎編「栄養科学 イラストレイテッド食品学Ⅰ 改訂第2版」(羊土社)ISBN 978-4-7581-1365-6

〔参考図書〕
「日本食品成分表2022 八訂」ISBN978-4-263-70819-4

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験(85%)、課題(15%)にて評価する。

〔学生へのメッセージ〕
本講義は化学の基礎知識を必要とする科目です。食品成分を科学的に理解できるよう、気になることは積極的に質問してください。

〔教員の実務経験〕
民間企業で研究開発業務に従事していた経験を活かし、本科目で学ぶ食品機能性や食品表示の知識が、実際の食品開発にどのように生かされるか教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FOH1221

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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