健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
453100
専門基礎科目
食べ物と健康
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
453101
食品加工学
2
代表担当者名
米田 武志
科目内容
〔授業の到達目標〕
食品の加工および保存のさまざまな技術・操作とその原理が理解でき、それらを利用した農産加工食品・水産加工食品・畜産加工食品、微生物利用食品等に関する知識を身につけている。またそれらの加工品が製造、販売される際の法規(食品表示法)について理解している。

〔授業科目内容の概要〕
私たちの食生活は加工食品を除いては成り立たない。本講義では、食品加工学の総論として食品加工と保存の原理について学修する。各論として、植物性食品の加工品・水産加工品・畜産加工品、微生物利用食品についての知識を深める。食品の包装、規格・表示、安全性についても解説する。

〔授業計画〕
第1回 現代の食生活と加工食品
第2回 食品の加工技術(物理的操作、化学的操作)
第3回 食品の保存技術(水分、温度、浸透圧)
第4回 食品表示法および保健機能食品
第5回 付加価値を高める食品加工の技術
第6回 植物性食品を原料とした加工食品と製造法
第7回 魚介類、食肉加工食品とその利用
第8回 卵類、乳加工食品とその利用
第9回 調味料の加工
第10回 アルコール類の加工
第11回 品種改良と遺伝子組み替え食品
第12回 付加価値を高める食品包装
第13回 加工食品と食糧問題
第14回 加工食品と食品開発
第15回 これからの食品加工
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
食品加工の分野は広く、授業で紹介されなかった事項については、関連授業「食品学総論」「食品学各論」を参考にする。また自ら調べるなど積極的に学習する姿勢が望まれる。

〔使用教材〕
ステップアップ栄養・健康科学シリーズ「食品加工学」(化学同人)中島肇 、佐藤薫編、ISBN:9784759818963

〔参考図書〕
食べ物と健康 「食品の加工」(南江堂)太田英明、北畠直文、白土英樹編 ISBN:978-4-524-25607-5
Nブックス「四訂 食品加工学」(建帛社)菅原龍幸、宮尾茂雄編 ISBN:978-4-7679-0644-7

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験(80%)、レポート(20%)で評価する。

〔学生へのメッセージ〕
身近な加工食品がどのようなプロセスを経て製造されるかを知ると、加工食品への見方が変わってくると思います。

〔教員の実務経験〕
民間企業で研究開発業務に従事していた経験を活かし、新旧加工技術の紹介と、これからの食品開発の動向について学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FOH1223

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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