健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
453420
専門科目
基礎栄養学
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
453421
基礎栄養学Ⅰ
2
代表担当者名
松村 羊子
科目内容
〔授業の到達目標〕
ヒトが生活活動を維持するために必要な栄養の概念を理解し、栄養素の役割、体内での相互変換など、栄養学の基礎となる知識が基礎栄養学ⅠとⅡを通じて身についている。

〔授業科目内容の概要〕
栄養素などを含む食物を口から人体に取り込み後、種々の生命活動を行う現象を栄養(Nutrition)という。基礎栄養学Ⅰでは生体と栄養素の係わり合い(相互作用)という栄養学のもっとも基礎的な部分について学ぶ。基礎栄養学では、ⅠおよびⅡの講義を通して生体が必要とする栄養素の消化吸収や、体内でのエネルギー利用、生体の構成材料などへの利用、あるいは生理や代謝の仕組み、未利用物や解毒物の排泄されてゆく仕組みなどについて化学、生物、物理の知識を動員して学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 栄養の概念
第2回 栄養素の構造と機能(炭水化物,脂質)
第3回 栄養素の構造と機能(タンパク質,ビタミン,ミネラル)
第4回 摂食行動
第5回 消化・吸収と栄養素の体内動態(消化器系の構造と機能,消化・吸収の基本概念)
第6回 消化・吸収と栄養素の体内動態(管腔内消化と膜消化)
第7回 消化・吸収と栄養素の体内動態(栄養素別の消化・吸収)
第8回 炭水化物の栄養(体内代謝と血糖)
第9回 炭水化物の栄養(エネルギー源としての糖質,他の栄養素との関係)
第10回 炭水化物の栄養(難消化性糖質,食物繊維)
第11回 脂質の栄養(体内代謝)
第12回 脂質の栄養(量と質の評価,他の栄養素との関係)
第13回 タンパク質の栄養(タンパク質の体内代謝)
第14回 タンパク質の栄養(栄養価)
第15回 タンパク質の栄養(アミノ酸の体内代謝,他の栄養素との関係)
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
必ず予習復習をすること。

〔使用教材〕
『基礎栄養学』奥 恒行・柴田 克己編集(南江堂) (ISBN:978-4-524-25825-3)

〔参考図書〕
『マクマリー生物有機化学[生化学編]原著8版』菅原二三男・倉持幸司 監訳、丸善出版株式会社(ISBN:978-4-621-30240-8)生化学の教科書


〔成績評価の方法・基準〕
提出物および授業に対する姿勢(10%)と定期試験(90%)を基本に総合的に評価する。

〔学生へのメッセージ〕
栄養素が身体のなかで相互作用しあって、みなさんの健康が維持されていることを能動的に学びとって欲しい。
私語は迷惑となるので慎むこと。

〔教員の実務経験〕
栄養という営みには食品を摂取するということがかかせず、そのためにいかに安全に食品はつくられなければならないか、食品工場での実体験から伝え、栄養学につなげている。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FUN1231

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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