健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
453430
専門科目
基礎栄養学
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
453431
基礎栄養学Ⅱ
2
代表担当者名
松村 羊子
科目内容
〔授業の到達目標〕
ヒトが生活活動を維持するために必要な栄養の概念を理解し、栄養素の役割、体内での相互変換など、栄養学の基礎となる知識を基礎栄養学ⅠとⅡを通じて身についている。

〔授業科目内容の概要〕
栄養素などを含む食物を口から人体に取り込み後、種々の生命活動を行う現象を栄養(Nutrition)という。基礎栄養学Ⅱでは生体と栄養素の係わり合い(相互作用)という栄養学のもっとも基礎的な部分について学ぶ。基礎栄養学では、ⅠおよびⅡの講義を通して生体が必要とする栄養素の消化吸収や、体内でのエネルギー利用、生体の構成材料などへの利用、あるいは生理や代謝の仕組み、未利用物や解毒物の排泄されてゆく仕組みなどについて化学、生物、物理の知識を動員して学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 栄養素代謝の概要(糖質代謝)
第2回 栄養素代謝の概要(脂質代謝)
第3回 栄養素代謝の概要(タンパク質代謝)
第4回 栄養素代謝の概要(生体エネルギー学概要,酵素のはたらき)
第5回 エネルギー代謝(概念,エネルギー消費量)
第6回 エネルギー代謝(臓器別エネルギー代謝,測定法)
第7回 ビタミンの栄養(脂溶性ビタミンの構造と機能)
第8回 ビタミンの栄養(水溶性ビタミンの構造と機能)
第9回 ミネラルの栄養(分類と機能)
第10回 ミネラルの栄養(吸収率)
第11回 ミネラルの栄養(他の栄養素との関係)
第12回 水・電解質(水の出納)
第13回 水・電解質(電解質の代謝)
第14回 遺伝子発現と栄養
第15回 栄養素代謝のまとめ
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
必ず予習復習をすること。

〔使用教材〕
『基礎栄養学』奥 恒行・柴田 克己編集(南江堂) (ISBN:978-4-524-25825-3)

〔参考図書〕
『マクマリー生物有機化学[生化学編]原著8版』菅原二三男・倉持幸司 監訳、丸善出版株式会社(ISBN:978-4-621-30240-8)生化学の教科書

〔成績評価の方法・基準〕
提出物および授業に対する姿勢(10%)、定期試験(90%)を基本に総合的に評価する。

〔学生へのメッセージ〕
栄養素が身体のなかでそれぞれが相互作用しあって、みなさんの健康が維持されていることを能動的に学びとって欲しい。
私語は迷惑となるので慎むこと。

〔教員の実務経験〕
栄養という営みには食品を摂取するということがかかせず、そのためにいかに安全に食品はつくられなければならないか、食品工場での実体験から伝え、栄養学につなげている。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FUN1232

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)食や栄養に関する高度な専門知識・技能を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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