健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
458250
専門基礎科目
人体の構造と機能・疾病の成り立ち
3回生 後期
授業コード 科目名 単位
458251
運動生理学実験(3N1対象)
1
代表担当者名
永澤 健
科目内容
〔授業の到達目標〕
・運動時の生体機能の適応・変化を観察するための実験方法の基礎を修得している.
・運動時のエネルギー消費量の評価方法を修得して,エネルギー必要量の算定に活用できる.
・体脂肪量・骨格筋量の評価,運動時の血圧応答や最大酸素摂取量の評価など健康運動指導の際に必要な知識を実験によって身につけている.

〔授業科目内容の概要〕
ヒトを対象にした運動時の生体諸機能の変化を実際に観察することで,運動生理学の知識を定着させるとともに,運動生理学の実験方法や計測機器の取り扱い方法を修得する.実験内容は,身体組成の評価,運動時の呼吸循環応答,運動時のエネルギー消費量の評価,最大酸素摂取量の測定,運動療法による血糖値上昇抑制作用などである.テーマ毎に実験レポートを作成することで,運動生理学の実験データの解析,評価および解釈ができるようにする.また,各種の生理機能を評価するための実験機器の操作の留意点を身につける.

〔授業計画〕
第1回 実験データの処理と解釈、身体組成の評価
第2回 筋量と筋機能の評価、健康関連体力の評価
第3回 運動時の血圧の測定
第4回 運動による体温の変化と発汗量の推定
第5回 糖負荷試験と血糖値の評価
第6回 運動が血糖値に与える効果、運動時の血中乳酸濃度の測定
第7回 運動時のメッツ、呼吸商とエネルギー消費量の評価
第8回 運動時の心拍数の変化と最大酸素摂取量の評価

〔授業外学修の指示〕
実習テーマに該当する運動生理学の講義内容を復習して実習に臨むこと.

〔使用教材〕
教員自作の実習書を使用する.

〔参考図書〕
『やさしい運動生理学』・杉晴夫・(南江堂)・ISBN 978-4-524-24283-2
『新版コンディショニングのスポーツ栄養学』・樋口 満(市村出版)・ISBN 978-4-902109-10-8
『運動処方の指針 運動負荷試験と運動プログラム 原書第8版』・ACSM(American College of Sports Medicine)/日本体力医学会体力科学編集委員会監訳・(南江堂)・ISBN 978-4-524-26216-8

〔成績評価の方法・基準〕
レポート60%,受講態度40%

〔学生へのメッセージ〕
少人数グループによって各実験に取り組むため,グループ内で協力して機器の操作やデータ収集・解析を行うとともに,実験データについて積極的に討論すること.
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SFH1223

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(7)健康づくりのための望ましい食生活とライフスタイルのあり方を総合的に解明し、それを実践・普及することができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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