健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
460030
専門科目
学科共通科目
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
460031
景観・まちづくり演習
2
代表担当者名
清水 裕子
科目内容
〔授業の到達目標〕
身近な環境やまちと地域社会、そこで暮らす人々の生活と住宅との密接な関わりに対する、基本的理解が深まる。

〔授業科目内容の概要〕
建築やまちに直に触れることを目的とする。
講義形式ではなく、現地で実際の建築に触れ、まちを歩き、そこに暮らす人の話を聞くことで、自分たちの身近な環境のデザインとそれを形づくる地域社会(コミュニティ)の活動について考える。
また、町並みや建築物をスケッチや写真などによって記録、比較し、景観を形づくる要素を守るべき要素と阻害する要素に分けるなど、物事を観察し考える姿勢を養う。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス、授業の進め方とグループ分け(清水裕子)
第2回 歴史的町並み、伝統的町家の見学1【今井町】(陳建中・前川歩・清水裕子)
第3回 グループワーク テーマ決め (清水裕子)
第4回 グループワーク 調査・検討 (陳建中)
第5回 グループワーク 作業 (前川歩)
第6回 グループワーク 討論 (清水裕子)
第7回 グループワーク まとめ1 (陳建中)
第8回 発表とディスカッション(陳建中・前川歩・清水裕子)
第9回 歴史的町並み、伝統的町家の見学2【奈良町】(陳建中・前川歩・清水裕子)
第10回 グループワーク テーマ決め (前川歩)
第11回 グループワーク 調査・検討 (清水裕子)
第12回 グループワーク 作業 (陳建中)
第13回 グループワーク 討論 (前川歩)
第14回 グループワーク まとめ 2 (清水裕子)
第15回 発表とディスカッション(陳建中・前川歩・清水裕子)
*見学地は予定であり、変更することがある。
*感染状況によってはリモートで街並み見学をする場合もある。

グループワークでのテーマ
・地形と集落の形態
・まちをつくる建物の特徴
・まちの成り立ちとまちの構造
・住む人の生業と家屋の形
・家屋の構造と素材
・屋根の形と素材
・家屋の形と住まいの作法
・その他の地域と課題地域の比較

〔授業外学修の指示〕
事前に見学地の歴史等を調べておくこと。また、グループ発表のためのディスカッションおよび作業等に、授業以外の時間を確保することが必要となってくる。

〔使用教材〕
見学地ごとにプリント等を配布する。
スケッチブック

〔参考図書〕
授業中に紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
課題毎の提出物:80%
受講態度:20%

〔学生へのメッセージ〕
奈良県には歴史的な建造物(社寺や町家)や伝統的な町並みが数多く残されています。そこには先人たちが積み上げてきた、住みやすい空間や地域社会をつくるための知恵や工夫が込められています。それを君たちの感性で読み取ってください。これからの建築やまちづくりに活かせるヒントがたくさん発見できるはずです。

〔教員の実務経験〕
まちづくりの実務経験を活かし、考え方や地域課題の見つけ方、問題意識の伝え方などを具体的に指導する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅣ1331

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)生活環境に関する様々な分野の専門家との連携・協働に必要なコミュニケーション力とリーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
(5)高度専門職業人として求められるプレゼンテーションスキルを持ち、自らの意見を正確に相手に伝えることができる。(知をみがく/汎用的技能)
(7)修得した専門的知識と技術を土台として、これからの時代に必要とされる環境を適切に分析し、自ら創造していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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