健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
461000
専門科目
学科共通科目
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
461001
人間工学
2
代表担当者名
東 実千代
科目内容
〔授業の到達目標〕
人間工学の考え方や生活環境において人間工学の考え方に基づいて計画されている事例が理解できる。身の回りで実際におきている現象や調査データなどから課題を発見し、それを解決するための考察力を養い、住環境計画に応用できる。

〔授業科目内容の概要〕
人々が安全で豊かな生活をおくるために、使用する道具や建築物、それをとりまく環境は使い勝手の良いように設計されることが求められる。本講義では、人間の身体的特性・生理的特性・心理的特性・加齢に伴う諸機能の変化のほか、人間をとりまく環境について概説し、安全で快適な住環境計画を行ううえで必要な知識を習得する。

〔授業計画〕
第1回 イントロダクション 人間工学とは
第2回 人間工学における計測法と人体寸法を利用した設計対象
第3回 動作寸法・作業域・動作空間・動線計画
第4回 人間の特性・能力の個人差
第5回 人間とモノ・道具の関係
第6回 人間と家具・設備の関係
第7回 視覚特性からみた光環境・視環境への配慮
第8回 聴覚特性からみた音環境への配慮
第9回 温熱感覚特性からみた温熱環境への配慮
第10回 家庭内事故の実態
第11回 家庭内事故の予防
第12回 人間中心設計への支援に向けた原則
第13回 ヒューマンエラーの予防に向けたデザイン
第14回 疲労とプロダクティビティ
第15回 まとめ
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
授業内容の理解を深めるため、日常の生活動作や行為に対して常に意識を向けておくこと。

〔使用教材〕
担当者による配布資料

〔参考図書〕
『建築設計資料集成[人間]』・日本建築学会編(丸善)・ISBN 4654-621-07146-7

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験の成績(70%)と授業中に指示する課題および受講態度等(30%)により評価する。

〔学生へのメッセージ〕
日常生活における道具、機器、製品の使い勝手や住環境の快適性に関して問題意識を持ちながら講義に参加してほしい。

〔教員の実務経験〕
建築士として業務に従事していた時の経験を活かし、人間工学の考え方を取り入れた空間計画ついて学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅣ1331

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)幼児から高齢者、障がい者をはじめ、すべての人間に対する深い畏敬の念を持ち、デザインに携わる者としての倫理観を有している。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
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