健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
461500
専門科目
アパレル・造形
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
461501
アパレル構成論
2
代表担当者名
村田 浩子
科目内容
〔授業の到達目標〕
人体に適合し、機能的な衣服を構成するために、人体の構造や動作、衣服の形状、構成法について理解できるとともに、被服分野全般に関する知識を身につけている。

〔授業科目内容の概要〕
人体に適合し、機能的で形よい被服を構成するには、人体の構造や動作による体型の変動などを把握した上での被服設計が必要である。特にあらゆる体型に適合するユニバーサルデザインの要素が大きい被服や、加齢あるいは障害による体型変化をカバーした機能的な介護被服を設計するためには、被服構成の立場からのより深い人体観察が求められる。人体を表面上から観察し、構造を骨格の上から知り、運動を行う筋や皮膚の移動性などを学び、理解しなければならない。さらに美の観点からも検討を加え、被服分野全般に関する知識を得るとともに、機能性と審美性を基本要素とする被服構成の基礎と応用能力を養う。

〔授業計画〕
第1回 アパレル構成論とは
第2回 被服材料の特徴と衣服構成の関係
第3回 衣服構成の変遷
第4回 衣服構成に必要な人体の計測ー基準点と基準線、計測方法、計測機器ー
第5回 衣服構成に必要な寸法、採寸ー身体寸法と衣服寸法ー
第6回 体型についてー体型の分類ー
第7回 人体の構造と衣服構成の関係ー加齢による変化ー
第8回 衣服構成法ー人体と衣服の基本形態・基本形態の平面展開ー
第9回 衣服構成法ー立体構成と平面構成ー
第10回 立体構成法ー衣服のゆとり・布地の立体化ー
第11回 パターン研究(婦人服原型)
第12回 パターン研究(パンツ原型)
第13回 パターン研究(衿・袖)
第14回 パターン研究(補正)
第15回 まとめ

〔授業外学修の指示〕
アパレル関連の情報収集と考察の提出を課題とする。
毎時間、前回の授業の復習を行い繰り返し学習を行う。ノートをよく読んで授業を受けること。

〔使用教材〕
授業資料を適宜配布

〔参考図書〕
文化ファッション大系服飾関連専門講座1「アパレル素材論」文化服装学院
文化ファッション大系服飾関連専門講座6「CADパターンメーキング」文化服装学院

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験60% 課題、レポート提出40%

〔学生へのメッセージ〕
アパレルについての基礎知識を学ぶ。アパレル構成実習Ⅰ、アパレル構成実習Ⅱの受講を考えている人は履修を推奨する。

〔教員の実務経験〕
繊維関連企業研究所の研究員の実務経験を活かし、人体の構造と衣服の構成の関係について教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅣ1331

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
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