健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
461900
専門科目
専門分野Ⅰ
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
461901
アパレル構成実習Ⅲ
2
代表担当者名
村田 浩子
科目内容
〔授業の到達目標〕
衣服の平面構成法について学ぶとともに、平面構成法でできている着物の形状について製作を通してより理解する。
また染織の基礎知識及び歴史を学び日本の民族衣装である着物に関心を持つことができる。

〔授業科目内容の概要〕
私達の衣服の構成方法には平面構成(和服)と立体構成(洋服)がある。またその衣服形態をその構成上の特徴から大別するとき、衣服の材料となる布帛を裁断縫製せず、身体に巻きつけたり懸けたりする懸衣の形式、体幹部をゆったりと包む寛衣の形式、身体のラインに沿って縫製された窄衣の形式に分類される。本授業では、寛衣に分類され平面構成の代表で日本の民族衣装である着物について歴史、染織の産地と特徴、基礎知識を学ぶ。あわせて製作を行うことで、より構成についての理解を深める。

〔授業計画〕
(授業担当)第1回~第15回 三宅恭子 村田浩子 小松智菜美

第1回 日本の衣服の起源について
第2回 着物の種類解説
第3回 和裁の基礎知識
第4回 ひとえ長着の製作ー寸法表作成ー
第5回 ひとえ長着の製作ー裁断ー
第6回 ひとえ長着の製作ー袖作成ー
第7回 ひとえ長着の製作ー身頃衿等しるしつけー
第8回 ひとえ長着の製作ー肩当て付けー
第9回 ひとえ長着の製作ーおくみー
第10回 ひとえ長着の製作ー衿ー
第11回 ひとえ長着の製作ー脇ー
第12回 ひとえ長着の製作ーすそー
第13回 ひとえ長着の製作ー仕上げー
第14回 着物の保管・手入れについて
第15回 講評
〔授業外学修の指示〕
自宅に着物がある人は、着物を広げて洋服との違いを考察してください。

〔使用教材〕
授業の際、適宜資料を配布

〔参考図書〕
なし

〔成績評価の方法・基準〕
提出作品60%、提出レポート20%、授業態度20%

〔学生へのメッセージ〕
立体構成の洋服との違いを製作を通して学んでください。
〔教員の実務経験〕
繊維関連企業研究所の研究員としての実務経験を活かし、人体の構造と衣服の平面構成について実習を通して教示している。
履修に関して留意すること
「衣生活論」、「アパレル構成論」、「アパレル構成実習Ⅰ」「アパレル構成実習Ⅱ」の単位を取得していること。

〔科目分類番号〕SSⅠ1333

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
(6)一人ひとりの特性に応じてデザインすることができる感性や創造力を生涯にわたってみがき続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
(7)修得した専門的知識と技術を土台として、これからの時代に必要とされる環境を適切に分析し、自ら創造していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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