健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
463440
専門科目
専門分野Ⅲ
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
463441
構造力学Ⅱ
2
代表担当者名
三井田 康記
科目内容
〔授業の到達目標〕
構造部材の断面の性質とそこに流れる力について、基本的に理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
建築物の骨組みはほとんど不静定構造物である。不静定構造物は力の釣合条件だけでは部材に生ずる力を求めることはできないため、梁の変形をもとに不静定構造物の解き方の基本を学ぶ。また、建築物に使用される構造材料の力学的性質などについて学習し、部材に生じる力に対して安全でかつ、経済的な部材を設計するための基本を学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 梁の変形1(静定梁)…たわみとたわみ角、モールの定理
第2回 梁の変形2(片持ち梁)…たわみとたわみ角、モールの定理
第3回 梁の変形3…集中荷重と分布荷重、たわみとたわみ角
第4回 不静定梁の解法 1ー集中荷重がかかる両端固定梁の解法
第5回 不静定梁の解法 2ー集中荷重がかかる方端固定梁の解法
第6回 不静定梁の解法 3ー分布荷重がかかる両端固定梁の解法・課題(中間テスト1)提出
第7回 不静定ラーメンの解法1・たわみ角法の基礎
第8回 不静定ラーメンの解法2・たわみ角法の応用
第9回 不静定ラーメンの解法3・たわみ角法の展開
第10回 不静定ラーメンの解法1・固定モーメント法の基礎ー曲げモーメント、せん断力の求め方
第11回 不静定ラーメンの解法2・固定モーメント法の応用
第12回 不静定ラーメンの解法3・固定モーメント法の応用・課題(中間テスト2)提出
第13回 構造物の崩壊・座屈
第14回 塑性解析の基礎 1ー塑性力学の考え方
第15回 塑性解析の基礎 2ー塑性構造としての解法
第16回 試験

〔授業外学修の指示〕
毎回の授業の知識を積み重ねることで、不静定構造物の力の流れが理解できるようになる。そのため、各回に配布するプリントを含め、欠かさずに予習、復習をすること。

〔使用教材〕
図解レクチャー 構造力学 静定・不静定構造を学ぶ 学芸出版社 ISBN:9784761525231
その他、授業中にプリントを配布する。

〔参考図書〕
授業中に示すことがある。

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験 :70%(出題範囲は授業範囲。)
中間テスト1および2:30%

〔学生へのメッセージ〕
この授業を理解するためには、構造力学Ⅰ(静定構造の力の流れ)についての知識が不可欠となる。構造力学Ⅰの内容について復習しておくこと。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅢ1332

「構造力学Ⅰ」の単位を修得していないとこの科目は履修できない。
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
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