健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
464000
専門科目
専門分野Ⅱ
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
464001
住生活史
2
代表担当者名
清水 裕子
科目内容
〔授業の到達目標〕
住居史の基本的な流れを把握し、生活は文化であることを理解する。

〔授業科目内容の概要〕
わが国の生活文化は中国大陸および朝鮮半島からの影響を受け、また近代は欧米の影響を強く受けているといえる。本講義では、以下に記載する生活の様態を切り口に、諸外国との生活文化との比較を通し、また、わが国における歴史的な変遷を学ぶ中で、わが国の住生活の基本的な性格と変化の内容、およびその問題点について考察する。

〔授業計画〕
第1回 住む 動物の巣と人のすまい・ 世界のいろいろなすまい
第2回 食べる 台所の歴史と食卓の変遷
第3回 寝る 就寝様式と寝具の変遷
第4回 浴びる 入浴様式と変遷
第5回 排する 便所の変遷 日本の便所東西比較
第6回 座る 起居様式の各国の比較
第7回 脱ぐ 履床様式の各国の比較
第8回 しまう 物の持ち方としまう場所の変遷
第9回 掃く 住まいの掃除の仕方の変遷
第10回 しつらえる 空間のしつらい
第11回 もてなす おもてなしの歴史や文化
第12回 保つ リサイクルの歴史
第13回 伝える 伝承の形
第14回 集まって住む 住生活と都市との関係
第15回 見学会:大阪くらしの今昔館(感染状況によっては、インターネット博物館)
第16回 定期試験 ※感染症の蔓延状況により、レポート課題の提出に変更する可能性があります

〔授業外学修の指示〕
現在の住まいは、生活文化の歴史の延長線上に存在する。授業中のみならず、日常生活においても住生活のさまざまな行為に関心を向けることを心がけること。歴史背景を理解するために、義務教育で習った基礎知識の復習を各自行うこと。

〔使用教材〕
なし

〔参考図書〕
「住環境の計画Ⅰ住まいを考える」彰国社

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験70% 授業態度・授業完了レポート30%

〔学生へのメッセージ〕
普段、何気なく使っていたすまいの歴史的背景を知ることで、基本的な建築知識を学ぶだけでなく、住環境を学ぶ学生として「人に言いたくなる専門的な豆知識」を見つけるつもりで授業に取り組んでください。第15回目の見学会は補講日にみなさんの都合に合わせて実施します。アナウンスを確認してください。

〔教員の実務経験〕
ハウスメーカーで設計・技術開発を行ってきた経験を生かし、現場でのエピソードも交えながら、現在の住まいの由来や昔との違いを教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅡ1332

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解)
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