健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
464550
専門基礎科目
表現の技術
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
464552
立体表現Ⅱ(1D2対象)
2
代表担当者名
稲葉 崇史
科目内容
〔授業の到達目標〕
かたちをつくる技術をさらに発展させ、本格的な家具をつくります。木工道具の使い方から始め、木の家具づくりの基本を学びます。家具づくりのプロに直接アドバイスを受けながら、実際に座れるスツールを制作することができる。

〔授業科目内容の概要〕
プロの職人が使うノコやノミを使用し、まず基本的なほぞや組手加工を手作業で学びます。基本形をアレンジして独自のスツールをデザインし、鉋削り等を加えながら最終的に本格的なスツールを製作します。

〔授業計画〕 ※すべての回を稲葉崇史が担当する。
第1回 家具の基礎(1) オリエンテーション 資料配布 スツールの基本を学ぶ
第2回 家具の基礎(2) ほぞ加工の練習
第3回 家具の基礎(3) 相欠き加工の練習
第4回 家具の制作(1) 本作品の制作開始 スツールのデザイン 墨付け
第5回 家具の制作(2) ほぞ加工 ほぞ穴堀り
第6回 家具の制作(3) ほぞ加工 ほぞ切り
第7回 家具の制作(4) ほぞ完成 仮組み
第8回 家具の制作(5) 貫の相欠き加工
第9回 家具の制作(6) 脚のカット バンドソー
第10回 家具の制作(7) 脚の鉋がけ
第11回 家具の制作(8) 座面の成形と加工
第12回 家具の仕上(1) 脚と貫の表面仕上げと組み立て
第13回 家具の仕上(2) 座面の表面仕上げ
第14回 家具の仕上(3) 座面の取り付け オイル塗装
第15回 家具の完成 作品発表

〔授業外学修の指示〕
鋭利な刃物を使用します。十分に気をつけて作業すること。道具の手入れもモノづくりの一部です。ノミの刃砥ぎも各自で行います。刃物は椿油で手入れしてから所定の場所に保管すること。常に作業室は整理整頓を心がけ、安全第一で取り組むこと。作業しやすい服装でのぞむこと。

〔使用教材〕
スツール、木工道具、ボール盤、バンドソー、プリント等


〔参考図書〕
特にないが、授業中に示すことがある。

〔成績評価の方法・基準〕
課題作品60%、受講態度30%、後片付け10%。

〔学生へのメッセージ〕
現役の木工プロの先生に直接指導してもらえる絶好のチャンスです。ただし人数制限がありますので、途中で投げ出さない学生に限ります。遅刻厳禁です。

〔教員の実務経験〕
数多くの家具を制作してきた木工作家としての知見を活かし、無垢の木の特性を理解した家具づくりの基本を教示する。
履修に関して留意すること
「立体表現Ⅰ」の単位を修得していないとこの科目は履修できない。

〔科目分類番号〕TEE1321

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(5)高度専門職業人として求められるプレゼンテーションスキルを持ち、自らの意見を正確に相手に伝えることができる。(知をみがく/汎用的技能)
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