健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
465700
専門基礎科目
身体機能
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
465701
日常生活活動学入門
2
代表担当者名
前岡 浩
科目内容
〔授業の到達目標〕
1)障害に対する理解を深め,日常生活活動の構成要素と必要な機能について理解できる。
2)日常生活活動における自立支援のための支援機器や住環境整備など,環境面から日常生活活動へのかかわりについて理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
障害および日常生活活動の概念を理解し,日常生活活動に必要な機能や障害が与える影響について学習する。そして,バリアフリーやユニバーサルデザインの観点から,自立支援のための手段,方法を具体的に学習する。

〔授業計画〕
第1回 障害とは
第2回 日常生活活動と生活の質
第3回 日常生活活動に必要な身体機能1(骨,関節)
第4回 日常生活活動に必要な身体機能2(筋肉,神経,脳)
第5回 日常生活活動に必要な身体機能3(加齢による低下)
第6回 日常生活活動に必要な身体機能4(重心)
第7回 住環境の評価1(基礎知識)
第8回 住環境の評価2(バリアフリー,ユニバーサルデザイン)
第9回 住環境の評価3(畿央大学を調査)
第10回 高齢者の日常生活活動
第11回 疾患と日常生活活動(脳卒中など)
第12回 社会参加のための環境づくり1(玄関,トイレ)
第13回 社会参加のための環境づくり2(居室,浴室,階段)
第14回 日常生活活動と福祉用具・自助具
第15回 日常生活活動を支援するリハビリテーション支援機器

〔授業外学修の指示〕
障害やヒトの動きの仕組みを学び,それを生かしたモノ作りは障害を有するヒトにとって非常に有益です。よって,少しでも専門とする領域で活かせるよう積極的に講義に臨んでいただければと思います。また,範囲が広いため,授業資料の復習を心がけてください。

〔使用教材〕
毎回,講義資料を配布する。

〔参考図書〕
『日常生活活動のキネシオロジー』 David Paul Greene(原著者) 嶋田智明(監訳) (医歯薬出版株式会社) ISBN 978-4263213117
『標準理学療法学 日常生活活動学・生活環境学』 鶴見隆正 (医学書院) ISBN 978-4260007580
『生活環境学テキスト』 細田多穂 (南江堂) ISBN 978-4524258222
『生活環境論』 木村 哲彦 (医歯薬出版) ISBN 978-4263211755
『生活環境論』 千住 秀明 (神陵文庫) ISBN 978-4915814181

〔成績評価の方法・基準〕
授業に対する姿勢:20%
レポート課題:80%

〔学生へのメッセージ〕
現在,様々なデザインの手すりや福祉用具が販売されており,この講義で学習する住環境整備や福祉用具の指導等,これらの知識はデザインの分野に活かせるものと考えます。積極的に講義に臨んでいただければと思います。

〔教員の実務経験〕
理学療法士として病院勤務していたときの経験を生かし、実際の日常生活における身体活動や介助方法、住環境整備などについての経験や工夫を提示しながら、講義を行っている.
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FHB1321

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)幼児から高齢者、障がい者をはじめ、すべての人間に対する深い畏敬の念を持ち、デザインに携わる者としての倫理観を有している。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)人体の構造・機能や人間の生活全般についての科学的認識を持っている。(知をみがく/知識・理解)
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