健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
466400
専門科目
専門分野Ⅱ
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
466401
日本建築史
2
代表担当者名
桐浴 邦夫
科目内容
〔授業の到達目標〕
建築的歴史環境の基礎を理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
日本における貴重な文化遺産としての建築歴史の概要を学び、それぞれの時代の意匠や技術、そして外国建築とのかかわりについての考察を行う。とりわけ、奈良という地域性を考慮し、法隆寺や薬師寺、東大寺など、日本を代表する県内の主要な寺社について、建築史的側面から学ぶ。また茶室・数寄屋の概要についても学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 先史時代の建築(竪穴住居と高床建築)
第2回 仏教建築の伝来(法隆寺など)
第3回 奈良時代の寺院(薬師寺、東大寺、唐招提寺など)
第4回 建築の国風化(室生寺、平等院など)
第5回 神社建築の成立(伊勢、出雲、住吉など)
第6回 奈良平安時代の神社(春日社、賀茂社など)
第7回 都と宮殿(飛鳥、平城京、平安京など)
第8回 平安貴族の屋敷(寝殿造)
第9回 大仏殿の再建(中世東大寺など)
第10回 禅宗の伝来と和様建築(禅宗寺院、興福寺など)
第11回 座敷の成立(中世の絵巻物、銀閣寺など)
第12回 城郭(姫路城など)
第13回 近世の社寺建築(日光東照宮、長崎崇福寺など)
第14回 書院造(二条城など)
第15回 茶室と数寄屋(待庵、桂離宮など)
第16回 最終レポート

〔授業外学修の指示〕
授業は、スライドなどを使用し、ビジュアルに進める予定である。しかし実物に勝るものはない。特に近隣の建築も多く取り上げるので、各自で見学することをお薦めする。

〔使用教材〕
西田雅嗣・矢ヶ崎善太郎編『建築の歴史』(学芸出版社) ISBN:9784761523275

〔参考図書〕
日本建築学会著『日本建築史図集』(彰国社)

〔成績評価方法〕
レポート100%(毎回のミニレポート60%、最終レポート40%)

〔学生へのメッセージ〕
近年、環境への関心が高まっている。ここでは特に、歴史環境について建築の立場から学習する。奈良をはじめ近畿地方には優れた歴史環境が存在する。その基礎を学び、将来に役立てていただきたい。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅡ1332

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
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