健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
469150
専門科目
専門分野Ⅳ
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
469151
インテリアエレメントのデザイン
2
代表担当者名
林田 大作
科目内容
〔授業の到達目標〕
人びとの生活環境に存在する家具・建具・造作などのインテリアエレメントの構成と施工の基礎から応用までを学び、インテリア空間とインテリアエレメントをデザインする知識と技術を身につける。

〔授業科目内容の概要〕
インテリア空間とインテリアエレメントは、人びとの行為に対応しています。本授業では、まず、椅子・収納・ウィンドウトリートメント・開口部・屋根・天井・縁側・庇・外構などのインテリアエレメントと人びとの行為の関係を解説します。次に、光・空気・水・熱・音などの環境要素と、それぞれに対応するインテリアエレメントを解説します。さらに、インテリアエレメントの構造・材料・施工を解説します。これらの学びを通して、人びとが居心地良く暮らせるインテリア空間とインテリアエレメントを設計できる知識と技術を修得します。

〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション:住宅とインテリア計画
第2回 人びとの行為:座と間取り
第3回 住宅の原型
第4回 開口部と建具
第5回 インテリアの構造と構法
第6回 インテリアの下地と仕上げ
第7回 屋根と天井のデザイン
第8回 縁側・庇のデザイン
第9回 外構のデザイン
第10回 リビングルームの計画
第11回 ダイニングルーム・キッチンの計画
第12回 トイレ・浴室・洗面所の計画
第13回 家具のデザイン(1)椅子
第14回 家具のデザイン(2)テーブル・ワードローブ・その他
第15回 インテリアデザインの表現技法と接合部のディテール
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
使用教材や参考図書を熟読するとともに、可能な限り実際の建築物・インテリア空間を訪問し、実物のインテリアエレメントに触れるなどの実地学習を進める。

〔使用教材〕
『名作住宅で学ぶ建築製図』、藤木庸介ほか著、学芸出版社、2008年
『図解すまいの寸法・計画事典』、岩井一幸・奥田宗幸著、彰国社、2004年

[参考図書]
『インテリアデザインー計画基礎から空間設計までー』、中野明編著、建帛社、1998年(ISBN 978-4-7679-1619-4)
『インテリア設計士テキスト学科編』、日本インテリア設計士協会
『インテリア設計士テキスト(実技編)』、日本インテリア設計士協会
『室内設計テキスト(造作ディテール標準図集)』、日本インテリア設計士協会
『家具設計テキスト(家具のデザインと設計)』、日本インテリア設計士協会
『工作本位 建築の造作図集』、玉置豊次郎監修・中原靖夫著、オーム社、1988年

〔参考図書〕
適宜指示する。

〔成績評価の方法・基準〕
レポート課題 40%
定期試験 60%

〔学生へのメッセージ〕
空間やモノをデザインすることはとても楽しく、面白いことです。しかし、実際に建築やインテリア空間をデザインでき、実物のインテリアエレメントを設計・施工できるようになるためには、建築各部・家具・建具・造作などのインテリアエレメントの構成と設計・施工の技術を丁寧に学ぶ必要があります。このような地道な学びの向こう側に、あなたにしかない楽しさと面白さが待っています。積極的・主体的に、興味を持って、インテリアエレメントのデザインを学んでください。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕SSⅣ1332

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)生活環境に関する様々な分野の専門家との連携・協働に必要なコミュニケーション力とリーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)建築・デザイン分野に関する総合的な知識と専門的視点を有している。(知をみがく/知識・理解)
(6)一人ひとりの特性に応じてデザインすることができる感性や創造力を生涯にわたってみがき続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
(7)修得した専門的知識と技術を土台として、これからの時代に必要とされる環境を適切に分析し、自ら創造していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.