健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
470600
専門基礎科目
疾病の成り立ちと回復の促進
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
470601
薬と健康
2
代表担当者名
石見 惠子
科目内容
〔授業の到達目標〕
看護師は薬物投与等で医薬品を取り扱う機会が多い。従って、(1)薬物の主作用・副作用の概念を説明できる (2)薬物が人体に作用する仕組みを正しく理解できる (3)医薬品の使用手順を習得し、看護上必要な服薬指導ができる。
以上の3点を目標とする。

〔授業科目内容の概要〕
薬理学は薬物と生体との相互作用の結果起こる現象を研究する学問である。薬物が生体に及ぼす作用(薬物作用学)と生体内での薬物の働き(薬物動態学)の両面からアプローチする。すなわち、薬物の特徴、作用機序、人体への影響および薬物の管理について学習する。また、薬物による中毒の予防あるいは処置について教授する。

〔授業計画〕
第1回 医薬品総論ー医薬品,医薬品の作用原理とその影響ー
第2回 医薬品総論ー薬物動態学ー
第3回 医薬品総論ー医薬品の適性な使用にむけてー
第4回 がん・痛みに使用する薬ーがんに使用する薬ー
第5回 がん・痛みに使用する薬ーがん性疼痛に使用する薬ー
第6回 感染症に使用する薬
第7回 循環器疾患に使用する薬ー高血圧、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞ー
第8回 循環器疾患に使用する薬ー不整脈、心不全、脳卒中ー
第9回 脳・中枢に使用する薬ー中枢神経の働きと薬、抗てんかん薬、パーキンソン病治療薬
第10回 脳・中枢に使用する薬ー向精神薬、アルツハイマー型認知症治療薬ー
第11回 免疫疾患・アレルギー・炎症に使用する薬
第12回 呼吸器疾患に使用する薬
第13回 消化器疾患に使用する薬
第14回 血液・造血系疾患に使用する薬、代謝・内分泌疾患に使用する薬
第15回 泌尿器・生殖器疾患に使用する薬、感覚器疾患に使用する薬、周術期・救命救急時に使用する薬
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
予習として、該当する講義内容に関して教科書に目を通してきて欲しい。テーマ終了ごとにミニテストを行うので、きちんと勉強してテストに臨むこと。また、薬に関する新しい情報を得るために新聞記事を読む宿題を課す。
授業中に配布するプリントは必ず全て、毎回持参すること。

〔使用教材〕
毎回プリントを配布する。併せて下記の書籍も使用する。
「疾病の成り立ちと回復の促進② 臨床薬理学」(メディカ出版)ISBN:9784840478342


〔参考図書〕
「新体系 看護学全書 薬理学」 (メヂカルフレンド社)
「イラストレイテッド薬理学」 リッピンコットシリーズ (丸善)
「薬はなぜ効くか」 田中正敏 (講談社)

〔成績評価の方法・基準〕
期末試験の成績 80%
ミニテストの成績 20%

〔学生へのメッセージ〕
授業に集中して、2年生の間にきちんと理解しておいて欲しい。
理解を伴う暗記でなければ応用が利かなくなることを肝に銘じて欲しい。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕DMP1422

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)豊かな教養と幅広い視点を持っている。(知をみがく/知識・理解)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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