健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
472000
専門科目
専門分野
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
472001
看護学原論
2
代表担当者名
河野 由美
科目内容
〔授業の到達目標〕
主体的学修を通して看護を具体的にイメージし、自らの看護観を築くための基礎的知識が修得できる。
1.看護の概念を歴史的に展望でき、看護の本質を見極めることができる。
2.看護の対象としての人間を生物的・心理的・社会的存在として認識できる。
3.看護理論を理解し、実践に活用する意義について考えることができる。
4.看護活動の基本的過程が理解でき、活動内容の大綱を理解することができる。
5.看護活動の場におけるチーム員の機能が理解でき、看護職の役割を認識できる。
6.看護専門職としてふさわしい資質、倫理観、価値観の礎を培うことができる。

〔授業科目内容の概要〕
本講義では、看護師養成のための基礎知識の教授と、学問としての看護学の教授を行う。具体的には看護の概念、看護の歴史、看護の対象、看護実践、看護理論を学修し、看護とは何か看護学とはどのような学問かを探求する。また、講義全体を通して看護を具体的にイメージして自らの看護観の深化を図る。さらに、看護の社会的役割及び看護倫理、法的規程を視野に入れつつ、看護職者の責務を探求し、看護の専門性を涵養する。

〔授業計画〕
第1回 看護への導入(ガイダンスを含む)
第2回 看護の本質について
第3回 看護の概念
第4回 学問としての看護学
第5回 看護の歴史
第6回 看護の専門化
第7回 看護と健康
第8回 看護と環境
第9回 看護と人間
第10回 看護の対象理解
第11回 看護実践の基盤(1) 看護倫理
第12回 看護実践の基盤(2) 看護と法
第13回 保健・医療・福祉における看護
第14回 看護の基盤となる理論(ナイチンゲールとヘンダーソン)・看護理論の活用
第15回 看護の方法としての看護過程、看護・看護学の展望
第16回 筆記試験

〔授業外学修の指示〕
適宜課題を出す。小テスト対策として事前学修をしっかりとして欲しい。

〔使用教材〕
看護学概論 医学書院 茂野香おる他著 2020. 978-4-260-03862-1


〔参考図書〕
授業時紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
筆記試験60%、小・中間テスト40%、で評価する。

〔学生へのメッセージ〕
身近な生活体験を通して具体的に看護の本質をとらえ、看護職者としての自己の課題を見出して欲しい。
新型コロナウイルス感染拡大の状況によって、ハイブリット方式(対面とオンデマンドの併用)で実施する。

〔教員の実務経験〕
看護師として10年以上勤務した後に大学で看護学を10年以上研究してきた教育研究者として、看護とは何か、看護の専門性、看護学に関して学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FUN1431

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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