健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
472210
専門科目
専門分野
1回生 前期
授業コード 科目名 単位
472212
看護技術基礎論(1K34対象)
2
代表担当者名
須藤 聖子
科目内容
〔授業の到達目標〕
・看護の対象となる人に必要な看護援助技術の基本的な知識や技術を修得できる。
・看護に共通する基本技術を具体的に学ぶことを通して、主体的な学修姿勢を身につけることができる。

〔授業科目内容の概要〕
看護の基本的な援助技術の学修をとおして、その根拠となる原理・原則について学ぶ。また、看護援助を必要とする人とその日常生活について考察し、基本的な援助技術を安全・安楽に実施する方法を講義や演習を通して学ぶ。これらの学修を通して、原理に基づいた援助をさらに発展させることのできる基本的思考と態度を身につける。授業は、講義により必要な知識を確認し、実習室でグループによる演習を行い、実践に関する技術を学修する。

〔授業計画〕
第1回 授業ガイダンス・看護援助技術の基本-(須藤聖子)
第2回 コミュニケーション技術-(須藤聖子)
第3回 コミュニケーションの実際-(須藤聖子・小林智子・中西恵理)
第4回 安全を守る技術1-医療安全と感染予防の技術-(小林智子)
第5回 安全を守る技術2-標準予防策の実際-(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第6回 ボディメカニクス-ボディメカニクスの原理と活用-(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第7回 安全・安楽を提供する技術1-活動・運動・休息・睡眠の援助-(須藤聖子)
第8回 安全・安楽を提供する技術2-体位保持-(須藤聖子・小林智子・中西恵理)
第9回 安全・安楽を提供する技術3-体位変換・移乗・移送-(須藤聖子・小林智子・中西恵理)
第10回 看護実践を保証する技術-看護記録と報告-(中西恵理)
第11回 環境を調整する技術1-療養環境の調整-(中西恵理)
第12回 環境を調整する技術2-ベッドメイキング-(中西恵理・須藤聖子・小林智子)
第13回 環境を調整する技術3-リネン交換-(中西恵理・須藤聖子・小林智子)
第14回 技術確認-ベッドメイキング-(須藤聖子・小林智子・中西恵理)
第15回 定期試験
第16回 まとめ(須藤聖子・小林智子・中西恵理)


〔授業外学修の指示〕
1.演習要項に提示されている学修目標、授業計画を確認の上、事前学修を行い授業に出席する。グループによるプレゼンテーションを課すこともある。
2.授業開始時にミニテストを実施するため、提示した内容を予習して授業に臨む。
3.演習には、授業内容の復習とテキストでの予習・復習を行い、実施する技術を練習してから出席する。
4.事後学修として、授業内容をとおして学んだことを振り返る演習記録、および課題に取り組むための論述レポートは必須とする。
5.技術習得には反復練習が必要である。課外時間を利用して繰り返し練習する。


〔使用教材〕
『ナーシング・グラフィカ 基礎看護学2 基礎看護技術Ⅰ コミュニケーション/看護の展開/ヘルスアセスメント』 松尾ミヨ子他編 (メディカ出版) ISBN 978-4-8404-7536-5
『ナーシング・グラフィカ 基礎看護学3 基礎看護技術Ⅱ 看護実践のための援助技術』 松尾ミヨ子他編(メディカ出版) ISBN 978-4-8404-7537-2
『感染対策マニュアル(第2版)』 大野義一朗監修 (医学書院) ISBN 978-4-260-00253-0
『看護の基本となるもの(再新装版)』ヴァージニア・ヘンダーソン著 湯槇ます/小玉香津子訳
(日本看護協会出版会) ISBN 978-4-8180-1996-6
『看護覚え書き 本当の看護とそうでない看護(新装版)』 フロレンス・ナイティンゲール著 小玉香津子/尾田葉子訳(日本看護協会出版会) ISBN 978-4-8180-2214-0


〔参考図書〕
『基礎看護技術(第8版)』 阿曽洋子他 (医学書院) ISBN 978-4-260-03563-7
『看護技術プラクティス(第4版)』 竹尾惠子監修 (学研メディカル秀潤社) ISBN 978-4-7809-1323-1
『看護がみえるvol.1 基礎看護技術』 医療情報科学研究所編 (メディックメディア)ISBN 978-4-89632-733-5
『ベッドまわりの環境学』 川口孝泰 (医学書院) ISBN 978-4-260-34326-2
他、授業資料に提示する。


〔成績評価の方法・基準〕
定期試験(筆記)・技術試験(50%)、ミニテスト(20%)、提出物(30%)を総合して評価する。
但し、定期(筆記)試験および技術試験の受験要件は、出席時数が授業時間数の3分の2以上を満たし、提出物がすべて提出されていることとする。


〔学生へのメッセージ〕

技術とは知識、技能、態度の3つから構成されると言われており、この3つを学際的に統合していくことは大変重要です。各内容は、密接に関連しており学修の積み重ねが到達度を高めることになりますので、積極的にかつ自主的に自己学修を反復、発展させ学修に取り組んでください。


〔教員の実務経験〕
看護師として業務に従事していた時の経験を活かし、現場での実体験も示しながら、実際に求められている看護の基本的技術を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FUN1431

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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