健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
472400
専門科目
専門分野
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
472402
診療過程援助技術(2K34対象)
1
代表担当者名
小林 智子
科目内容
〔授業の到達目標〕
健康上の問題を有する対象の診療・治療過程に伴う援助技術の理論や方法を学修し、基本的な知識と技術を修得できる。

〔授業科目内容の概要〕
健康上の問題を有する対象に共通する診療過程に伴う援助技術の理論や方法を学ぶ。診療過程における看護活動および役割を理解した上で、治療・処置過程の援助、薬物療法における援助技術を修得する。授業は知識の確認(ミニテスト)・講義(フィードバック)・演習で進め、演習では学生同士で役割を交代し一部シミュレーターを使用しながら行う。既習の知識(人体構造・機能学、感染・免疫学、薬と健康等)を想起し、1年次に修得した基礎看護技術を活用しながら、対象にとって安全・安楽な技術を修得するとともに倫理的な姿勢・態度を養う。

〔授業計画〕
第1回 授業ガイダンス、診療・治療過程と看護(小林智子)
第2回 検査と看護、治療・処置過程の共通基本技術(小林智子)
第3回 無菌操作(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第4回 治療・処置過程の援助技術(中西恵理・小林智子・須藤聖子)
第5回 課題学習・技術練習(中西恵理・小林智子・須藤聖子)
第6回 導尿(中西恵理・小林智子・須藤聖子)
第7回 薬物療法と看護(小林智子)
第8回 各与薬法(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第9回 注射の準備(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第10回 技術確認-注射の準備-(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第11回 筋肉内注射・皮下注射(中西恵理・小林智子・須藤聖子)
第12回 静脈内注射(須藤聖子・小林智子・中西恵理)
第13回 点滴静脈内注射(須藤聖子・小林智子・中西恵理)
第14回 採血(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第15回 技術確認-採血-(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
1.学修目標、授業計画を確認の上、事前学修を行う。
2.事前学修の内容は、ミニテストの学習と演習(課題)の準備となる。授業計画を確認して主体的に行う。
3.演習にむけて知識、技術ともに予習・復習を行う。
4.授業は段階的に学修できるよう計画している。自己学修においては、知識だけではなく技術を身につけることができるよう計画的に予習と復習・技術練習を行うことが必須である。

〔使用教材〕

『ナーシンググラフィカ 基礎看護学③ 基礎看護技術Ⅱ 看護実践のための援助技術』松尾ミヨ子他編(メディカ出版) ISBN 978-4-8404-7537-2
『感染対策マニュアル(第2版)』大野義一朗監修(医学書院)ISBN 978-4-260-00253-0

〔参考図書〕
『看護がみえるvol.1基礎看護技術』 医療情報科学研究所編(メディックメディア)ISBN 978-4-89632-733-5
『看護がみえるvol.2臨床看護技術』 医療情報科学研究所編(メディックメディア)ISBN 978-4-89632-734-2
『新体系 看護学全書基礎看護学③基礎看護技術2(第5版)』深井喜代子編(メヂカルフレンド社)ISBN 978-4-8392-3322-8
『看護技術プラクティス(第4版)』竹尾惠子監修(学研メディカル秀潤社)ISBN 978-4-7809-1323-1

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験(筆記)・技術試験(50%)、ミニテスト(20%)、提出物(30%)を総合して評価する。
ただし、定期試験の受験要件は、出席時数が授業時間数の3分の2以上を満たし、提出物がすべて提出されていることとする。

〔学生へのメッセージ〕
この科目で学修する技術は、医療過誤・事故との関連も強く、患者の安全を損なうおそれのある技術です。1年次に学んだ知識と技術および基礎看護学実習での学びを十分に活かし、確実な技術修得を目指して下さい。

〔教員の実務経験〕
看護師として業務に従事していた時の経験を活かし、現場での実体験も示しながら、対象者の診療の補助にあたる看護技術について学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FUN1432

〔履修制限あり〕1年次科目の「看護技術基礎論」「療養生活援助技術」「フィジカルアセスメント」を履修していること。
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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