健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
472500
専門科目
専門分野
1回生 後期
授業コード 科目名 単位
472501
フィジカルアセスメント(1K12対象)
1
代表担当者名
小林 智子
科目内容
〔授業の到達目標〕
看護に必要な情報を収集するための基本的な知識と技術を修得できる。

〔授業科目内容の概要〕
健康上の問題を有する対象の身体を観察し、情報を正しく捉え、その情報を整理・統合して対象の状態やニードをアセスメントするための視点や方法を学ぶ。身体の観察、アセスメントを行う上では人体の構造や機能に関する理解が必須であるため、専門基礎科目で学ぶ「人体構造・機能学」等の知識を活用しながら、講義と演習を通して学修する。さらに事例患者を用いた演習を通して、実践的なアセスメント能力を身につける。

〔授業計画〕
第1回 授業ガイダンス、フィジカルアセスメントとは(小林智子)
第2回 フィジカルアセスメントの基本技術①-問診(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第3回 フィジカルアセスメントの基本技術②-視診・触診・打診・聴診/皮膚のアセスメント(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第4回 体温のアセスメント(中西恵理)
第5回 循環器系のアセスメント①-心臓・血管系の観察とアセスメントの方法(小林智子)
第6回 循環器系のアセスメント②-アセスメントの実践(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第7回 呼吸器系のアセスメント①-肺(呼吸器系)の観察とアセスメントの方法(小林智子)
第8回 呼吸器系のアセスメント②-アセスメントの実践(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第9回 意識状態のアセスメント(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第10回 腹部(消化器系)のアセスメント(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第11回 バイタルサイン-アセスメントの方法と実践(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第12回 課題学習・技術練習(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第13回 事例患者のフィジカルアセスメント①-情報収集、アセスメント、計画立案(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第14回 事例患者のフィジカルアセスメント②-実践および評価(小林智子・須藤聖子・中西恵理)
第15回 定期試験
第16回 まとめ(小林智子・須藤聖子・中西恵理)

〔授業外学修の指示〕
1.授業計画や各回の学修目標を確認の上、講義・演習に臨む。
2.授業開始時にミニテストを実施するため、提示した内容について学修しておく。
3.PCを積極的に活用しながら客観的に演習内容を振り返るとともに、自己学修に取り組む。

〔使用教材〕
『ナーシング・グラフィカ 基礎看護学② 基礎看護技術Ⅰ コミュニケーション/看護の展開/ヘルスアセスメント』松尾ミヨ子他編(メディカ出版)ISBN 978-4-8404-7536-5

〔参考図書〕
『系統看護学講座 専門基礎分野 人体の構造と機能[1] 解剖生理学(第11版)』坂井建雄他編(医学書院)ISBN 978-4-260-04687-9
『新体系看護学全書 基礎看護学② 基礎看護技術Ⅰ(第6版)』 深井喜代子編(メヂカルフレンド社)ISBN 978-4-8392-3381-5
『はじめてのフィジカルアセスメント(第2版)』横山美樹(メヂカルフレンド社)ISBN 978-4-8392-1648-1
『フィジカルアセスメント ガイドブック(第2版)』山内豊明(医学書院)ISBN 978-4-260-01384-0
『看護がみえる vol.3 フィジカルアセスメント』 医療情報科学研究所編(メディックメディア)ISBN 978-4-89632-781-6

〔成績評価の方法・基準〕
提出物・ミニテスト 50%、試験(筆記・技術) 50%を総合的に評価する。
ただし、定期試験(筆記)の受験要件は、出席時数が授業時間数の3分の2以上を満たし、提出物がすべて提出されていることとする。

〔学生へのメッセージ〕
事前・事後学修を進め、主体的に学びましょう。アセスメントには知識・技術はもとよりコミュニケーションスキルや観察力、鋭敏な感性も必要とされます。いろいろな人たちとコミュニケーションを図り、観察力や感性を磨いてください。演習では聴診器を使用しますので、聴診器の購入を勧めます。

〔教員の実務経験〕
看護師としての経験を活かし、現場での実体験も示しながら、対象者の身体観察技術およびアセスメントについて学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕FUN1431

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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