健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
473400
専門科目
専門分野
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
473401
小児看護学対象論
2
代表担当者名
弓場 紀子
科目内容
〔授業の到達目標〕
・看護の対象である子どもと家族に興味、関心をもつことができる。
・子どもの特徴を発達段階別に整理して述べることができる。
・小児看護の現状と課題を知り、小児看護の役割が理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
小児看護の対象を単に子どもという一括りの理解ではなく、成長・発達し続ける存在として理解を深める。また、その存在はかけがえのない人格をもった一人の人間であり、最善の利益(権利)が守られなければならない子どもである。その子どもを看護していくために、母親をはじめとする家族(きょうだいを含む)との関係性を基盤とした対象に関心をもち理解できるように教授する。また、子どもは置かれた環境の中で育つ。環境と発達と事故の関係やさまざまな子ども観・小児医療・福祉・看護の実際から、小児看護の役割・機能について理解を深める。

〔授業計画〕
第1回 小児看護の対象とは
第2回 子どもの成長・発達
第3回 新生児期の子どもと家族の特徴
第4回 乳児期の子どもと家族の特徴
第5回 幼児期の子どもと家族の特徴
第6回 日常生活習慣と遊び、学習
第7回 子どもの予防接種
第8回 子どもの権利
第9回 学童期の子どもと家族の特徴
第10回 思春期の子どもと家族の特徴
第11回 子どもと家族を取り巻く現状
第12回 乳幼児期の子どもと家族への支援
第13回 学童・思春期の子どもと家族への支援
第14回 発達と事故
第15回 定期試験
第16回 まとめ


〔授業外学修の指示〕
テキストを活用し、予習しておくこと。この科目は小児看護を学ぶ上で基盤となる基礎的な知識の習得を目指す。子どもの発達段階別特徴を整理しながら理解を深めてください。2年次後期の小児看護学援助論Ⅰ、3年次前期の小児看護学援助論Ⅱ(演習)、小児看護学実習と常に発達段階の特徴を基盤に考えて取り組めるように、小児期の発達段階別の特徴を日頃から意識してください。

〔使用教材〕
『小児看護学①小児看護学概論/小児保健』小林京子、高橋孝雄、メヂカルフレンド社、ISBN9784839234010
『0歳~6歳の発達と保育 第2版』河原紀子、学研、ISBN 9784058008676
『子どもの保健』吉田直哉・糸井志津乃、一藝社、ISBN9784863592070
『小児看護技術 第3版』添田啓子、鈴木千衣、メヂカルフレンド社、ISBN9784839216955

〔参考図書〕
『小児看護学 第8版』筒井眞優美、日総研、ISBN 978477618186
『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学概論 小児臨床看護看護総論 小児看護学①』奈良間美保、医学書院、
ISBN978426002002-2
『小児看護学Ⅰ小児看護学概論・小児看護技術』二宮啓子、今野美紀、南江堂、ISBN9784524227563

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験60%、課題30%、日々の取り組み成果物10%


[メッセージ〕
子どもの理解を頭だけでしようとしない。日頃から、子どもに関心をもち、積極的に接してみよう。

〔教員の実務経験〕
小児病棟での勤務経験や小児看護学実習での実習指導経験活かしながら、学生が子どもに関心をもち、健康な子どもと家族の特徴、さらには子どもの成長・発達を発達段階別に環境との関係から考えられるように教示する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MCN1432

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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