健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
473550
専門科目
専門分野Ⅱ
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
473552
小児看護学援助論Ⅱ(3K34対象)
1
代表担当者名
弓場 紀子
科目内容
〔授業の到達目標〕
・健康障害のために様々な状況下にある子どもと家族(きょうだいも含む)について理解できる。
・対象理解のために必要な観察・コミュニケーション技術および健康障害をもつ子どもの発達に適した看護技術の要点を知り、 実施するための方法について理解できる。
・健康障害のために様々な状況下にある子どもと家族(きょうだいを含む)に必要な看護援助について理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
看護の対象を4つの視点(発達段階・環境・健康障害の種類・検査や治療・処置)で捉え、優先される看護上の問題に対してどのように看護援助を考えていけば子どもの最善の利益を守ることができるのか演習事例を通して理解を深める。また、子どもを理解するために必要な看護技術(観察・コミュニケーション技術)の効果的な実施方法を発達段階別に考えながら演習する。

〔授業計画〕
第1回 子どもの理解に必要な看護技術ーバイタルサイン測定ー
第2回 健康障害のため様々な検査・処置を受けなければならない子どもと家族の看護ー小児看護技術ー
第3回 子どもの理解に必要な看護技術-測定技術をうけなければならない子どもと家族の看護-プレパレーション-
第4回 子どもと家族への援助関係を形成する看護技術-コミュニケーション、観察法とアセスメント、計測と評価ー
第5回 健康障害をもち入院をしなければならない子どもと家族の看護援助ー観察法・環境整備・安全管理ー
第6回 子どもの理解に必要な看護技術-訪室・観察法とアセスメントー
第7回 健康障害のため酸素療法を受けなければならない子どもと家族の看護
第8回 健康障害のため輸液療法、吸入、臀部浴を受けなければならない子どもと家族の看護
第9回 健康障害をもち入院をしなければならない子どもと家族の看護ー対象理解と全体像図ー
第10回 健康障害のため入院し加療しなければならない幼児期にある子どもと家族の看護-事例演習-
第11回 健康障害をもち入院をしなければならない子どもと家族の看護援助ー全体像・アセスメント・行動計画・実施・評価ー
第12回 健康障害のため入院し加療しなければならない学童期にある子どもと家族の看護-事例演習-
第13回 健康障害をもち入院をしなければならない子どもと家族の看護援助―全体像・アセスメント・行動計画・実施・評価ー
第14回 健康障害のため入院し加療しなければならない学童期にある子どもと家族の看護-事例演習-
第15回 定期試験
第16回 まとめ

〔授業外学修の指示〕
演習は、使用教材を用いて予習をしている前提で行います。復習は、毎回、講義で触れた技術について、それぞれの発達段階にある子どもや家族に与える影響を考え、子どもが安全・安楽に実施できるためのプレパレーションやディストラクションを発達段階別の特徴をふまえてまとめておき、小児看護学実習に活用できるようにしてください。

〔使用教材〕
『小児看護学Ⅰ小児看護学概論・小児看護技術 改訂第4版』二宮啓子、今野美紀、南江堂、ISBN9784524227563(小児看護学対象論 ・小児看護援助論Ⅰ使用分)
『小児看護学 第8版』筒井眞優美、日総研、ISSN978-4-7760-1818-6(小児看護学対象論・小児看護援助論Ⅰ使用分)
『見てできる臨床図鑑 看護ビジュアルナーシング』大塚薫、半田浩美、学研メディカル秀潤社、ISBN9784780913057(小児看護学援助論Ⅰ使用分)
『0歳~6歳 子どもの発達と保育の本 第2版』河原紀子、学研、ISSN978-4-05-800867-6


〔参考図書〕
『小児看護学Ⅱ 小児看護支援論 改訂第4版』今野美紀、二宮啓子、南江堂、ISBN9784524227570
『こどものフィジカル・アセスメント』小野田千枝子、金原出版、ISSN978-4-4307170475

〔成績評価の方法・基準〕
試験40%、日々の取り組み成果物40%、課題:20%、

〔学生へのメッセージ〕
子どもの最善の利益を守るためには、どのようにすればよいかを常に考えてください。主体的な学習姿勢を望みます。

〔教員の実務経験〕
小児病棟での勤務経験を活かしながら、健康障害を持ち入院しなければならない各発達段階の子どもと家族の置かれている状況を学生がイメージできるように具体的に示す。さらに子どもの最善の利益を守るための小児看護を考えられるように教示する。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MCN1433

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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