健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
474050
専門科目
専門分野Ⅱ
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
474051
老年看護学援助論Ⅱ(3K12対象)
1
代表担当者名
原田 俊子
科目内容
〔授業の到達目標〕
1)高齢者のその人らしさや健康レベルおよび加齢や生活機能障害を包括的にアセスメントし、記述することができる。
2)高齢者看護を実践するために個々の特性を捉え、状況に適し根拠に基づいた援助を立案し記述することができる。
3)高齢者の尊厳とニーズを把握し、意思決定を考慮しながら安全に看護を実践していく方法とプロセスを具体的に記述できる。

〔授業科目内容の概要〕
高齢者看護に必要とされる生活機能の視点からのアセスメントや看護技術、紙面上の事例による看護過程の展開を行い、高齢者の日常生活の維持に必要な援助技術を演習し学修する。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス、生活機能から見た老年看護過程
第2回 看護過程 紙上患者の事例展開 1 情報整理 演習
第3回 高齢者の援助技術 高齢者のヘルスアセスメント 高齢者疑似体験① 演習
高齢者の援助技術 高齢者のヘルスアセスメント 高齢者疑似体験②まとめ 演習
第4回 高齢者の援助技術 運動と活動の援助 車いすへの移乗
第5回 高齢者の援助技術 アクティビティ・ケアの計画立案
第6回 高齢者の援助技術 食事と栄養 口腔ケア、嚥下体操 演習
第7回 高齢者の援助技術 経鼻胃チューブの挿入・経鼻経管栄養法、PEGの管理 演習
第8回 看護過程 紙上患者の事例展開 2アセスメント 演習
第9回 看護過程 紙上患者の事例展開 3アセスメントの共有 演習
第10回 看護過程 紙上患者の事例展開 4全体像 演習
第11回 看護過程 紙上患者の事例展開 5全体像の共有 演習
第12回 看護過程 紙上患者の事例展開 6看護の焦点・ケア計画 演習
第13回 看護過程 紙上患者の事例展開 7看護の焦点・ケア計画の共有 演習
第14回 老年看護活動の実際
第15回 まとめ
第16回 筆記試験

〔授業外学修の指示〕
事例展開では実習で実際に用いる記録用紙で看護過程を展開する演習を行います。 記載方法は授業で説明します。記載内容は、既修の老年看護学対象論、援助論 知識・技術を統合し分析能力が求められるため、事前学習や既習の知識を活用することが必須です。

〔使用教材〕
1)奥野茂代・大西和監修 百瀬由美子編集 老年看護学 概論と看護の実践 第6版、ヌーヴェルヒロカワ.
2)奥野茂代・大西和子編 老年看護技術―アセスメントのポイントとその根拠、ヌーヴェルヒロカワ.
3)山田律子、井出訓編 「生活機能からみた老年看護過程+病態・生活機能関連図」編 医学書院.
※「老年看護学対象論」と同じ
4)亀井智子根拠と事故防止からみた老年看護技術 第2版、医学書院.

〔参考図書〕
1)『看護学実践 老年看護学』 守本とも子編 (ピラールプレス)
2)「ナーシング・グラフィカ27老年看護学 老年看護の実践」編:大渕律子,堀内ふき,金子昌子(メディカ出版)
3)『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護学』 北川公子他(医学書院)
4)『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 老年看護,病態・疾患論』 佐々木英忠他(医学書院)
5)授業中に適宜紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
筆記試験40%、レポート評価30%、演習記録30%、受講態度等で総合的に評価する。

〔学生へのメッセージ〕
演習は、事前課題の取り組みを必須とし、自主的・積極的にグループで学ぶことを期待します。

〔教員の実務経験〕
看護師として病棟、外来、訪問看護の業務に従事した経験ならびに地域において在宅医療・介護連携相談支援に従事してきた。 その経験において高齢者の生活を医療・保健・福祉の多職種連携を行い多面的に捉えてきた。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕GPN1433

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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