健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
474830
専門科目
専門分野Ⅱ
4回生 前期
授業コード 科目名 単位
474831
公衆衛生看護学活動論Ⅲ
1
代表担当者名
前田 則子
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.地域情報の特性を理解し、健康課題の明確化のための地区踏査計画が立案できる。
2.地区踏査の実際と地域情報の特性および保健統計情報を統合し 健康課題の明確化ができる。
3.公衆衛生看護学実習での学習や新たな情報収集に基づいた地域診断の修正とその修正に基づく活動計画をプレゼンテーションすることができる。
4.上記の一連の過程の体験から、保健師活動におけるPDCAが説明できる。

〔授業科目内容の概要〕
公衆衛生看護学実習の実習地域の情報収集内容を基に地域診断のための地区踏査の必要性を理解し、地区踏査計画立案と実施から健康課題の明確化を行い、実習地での体験や学習を基に評価までを実践し、保健師活動のPDCAのあり方について説明できる能力を育成する。

〔授業計画〕
※全ての回において公衆衛生看護学実習の市町村担当教員が担当し、実習地域に赴く学外演習を含む。
実習時期と関連するため開講時期が実習地域により異なる。

[ 前期 臨地 ]
第1回~第5回 地区踏査計画に基づく臨地での地区踏査(学外演習)

[ 前期 学内 ]
第6回~第8回 地区踏査で得た情報の整理統合による報告書作成

[ 後期 公衆衛生看護学実習終了後 学内および臨地 ]
第9回 実習で得た情報および保健師活動の実際からの地域診断の加筆修正
第10回 活動計画および評価内容の修正
第11回 プレゼンテーション準備1)プレゼンテーション資料の作成
第12回 プレゼンテーション準備2) リハーサルとリハーサル評価による仕上げ
第13回 臨地でのプレゼンテーション1)準備
第14回 臨地でのプレゼンテーション2)発表と評価
第15回 学内での総評価・まとめ:臨地における評価に基づく修正

〔授業外学修の指示〕
実習の準備として実施する地区踏査・地域診断および活動計画の立案・実施・評価の過程と地域看護学実習にける保健所実習と公衆衛生看護学実習における保健師活動の実際を通して学ぶ演習授業となります。
必要な知識の修得およびグループ活動での自己の役割を自覚し、積極性・協調性を持って臨むことを求めます。

〔使用教材〕
保健学講座2 公衆衛生看護支援技術 メヂカルフレンド社 ISBN978-4-839-221898

標準保健師講座3 対象別地域看護活動(第4版)医学書院 ISBN:978-4-260-03187-5(3年時使用教材)
国民衛生の動向2022/2023 厚生労働統計協会
公衆衛生看護学活動論Ⅱの配布資料

〔参考図書〕
適宜紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
1.地域診断修正・活動計画評価:60%
2.発表会の準備及びプレゼンテーション:20%
3.地域診断発表を終えてのレポート:20%

〔学生へのメッセージ〕
地域診断を通して、地域で生活する様々なライフステージや健康課題を有する対象に対して適切に支援するための方策を学びます。実習地域に関心を持ち、柔軟な思考で、人々の生活について学んでください。


〔教員の実務経験〕
保健師の実務経験を活かし、公衆衛生看護活動の地域診断におけるアセスメント、活動計画、評価について学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕CHN1434

〔履修制限あり〕
4年次前期の科目「地域看護学実習」「公衆衛生看護学活動論Ⅱ」を全て履修していること

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.