健康科学部 2023年度版
更新日:2024/02/26
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
477300
専門科目
専門分野Ⅱ
4回生 前期
授業コード 科目名 単位
477301
地域看護学実習
2
代表担当者名
松本 泉美
科目内容
〔授業の到達目標〕
[保健所実習]
1.地域保健医療福祉体系における保健所の組織・機能・役割が理解できる。
2.管轄地域や住民の特性を把握し、地域の健康課題と保健事業の関連が理解できる。
3.保健所における公衆衛生看護活動の実際(健康相談・家庭訪問・健康教育等)を通して、健康課題解決のための対象者
のセルフケア能力を高める支援方法を考えることができる。
4.支援が必要な対象に対する地域ケアシステムおよび関係機関(人材含む)とのネットワークを構築するための方法や
過程を理解できる。
5.健康課題解決(健康危機管理を含む)のための保健・医療・福祉の連携や協働の実際を通して、保健師の役割を考察できる。

[産業保健実習]
1.事業場の概要や組織・労働の特性と労働衛生管理体制が理解できる。
2.労働の特性と労働者の健康状態との関連について、個および集団の状況から説明できる。
3.2の状況と事業場及び労働者のヘルスニーズと保健計画との関連について説明できる。
4.個人の健康課題解決のための支援方法について、アセスメントおよび支援計画を考えることができる。
5.他職種および関係機関との連携や協働の実際を通して、保健師の役割を考察できる。

[学校保健実習]
1.児童・生徒の発達段階ごとの特徴と発達段階に応じた支援の必要性が理解できる。
2.特別な配慮を要する児童・生徒 (発達障害、慢性疾患、その他の障害による医療的ケアを必要とする)に対して実施さ
れている支援を理解できる。
3.学校と地域(保健)との連携について考えることができる。


〔授業科目内容の概要〕
個人や集団(コミュニティ)を対象とした公衆衛生看護活動が展開される場(保健所・事業場・学校)におけるアセスメントによる健康課題の明確化と健康レベルの向上のために必要な対策および支援方法について計画し、実践を展開することができる能力を育成する。またその体験を通して対象や場の特性に応じた公衆衛生看護活動における保健師の役割について考察できる能力を育成する。

〔授業計画〕
別途実習要項に基づく
・オリエンテーション
・保健所・事業場・学校等の臨地における実習2週間

〔授業外学修の指示〕
各実習施設に関連する事前学習を踏まえ、各自の実習テーマを明確にして主体的に取り組むこと。

〔使用教材〕
保健師選択科目でで用いたテキスト全ておよび授業で配布した資料

〔参考図書〕
必要時紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
出席、実習態度、提出物等により総合的に判断する

〔学生へのメッセージ〕
最終学年としての実習姿勢および対象となる人への健康支援者であることの意識をもって、主体的な実習になるように心掛けてください。

〔教員の実務経験〕
保健師として業務に従事していた時の経験を活かし、地域や産業保健分野で展開する公衆衛生看護の機能や保健師の役割、対象理解について学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕CHN1434

〔履修制限あり〕
3年次前期の科目「公衆衛生看護学方法論Ⅰ」「公衆衛生看護学活動論Ⅰ」及び「在宅看護学実習」をのぞく各看護学実習科目を全て修得していること

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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