科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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446850 |
専門科目 |
地域理学療法学 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
446851 |
老年系理学療法学 |
1 |
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代表担当者名 | |||
高取 克彦 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 受講するすべての学生が次のような知識や能力を身につけることを目標とする ・高齢者における解剖、生理学的知識を深める ・高齢者が生じやすい疾患、障害について理解を深める ・高齢者が生じやすい運動機能障害,精神心理的障害について予防的観点から理解することができる 〔授業科目内容の概要〕 すでに学んだ基礎医学、臨床医学(内科、整形外科、老年医学、精神科、リハビリテーションなど)、基礎実習をふまえて、個体としての老年者の障害を理解する。また高齢者を対象とした様々な治療法を学習する。その中で理学療法士の立場,対象者の立場,観察者からの立場など様々な視点から体験し、より明確な理学療法像を意識化すると同時に臨床的感性を育む。 〔授業計画〕 第1回 オリエンテーション・高齢者の理解 第2回 フレイルに対する理学療法筋骨格系の加齢変化 第3回 サルコペニアに対する理学療法神経系の加齢変化 第4回 認知症の理解 第5回 高齢者の転倒の実態とその予防 第6回 加齢に伴う心身機能の変化1:生理機能,体力 第7回 加齢に伴う心身機能の変化2:姿勢・歩行,精神・心理機能 第8回 高齢者の身体機能評価 第9回 高齢者の生活機能の評価 第10回 高齢者の認知機能,精神・心理機能の評価 第11回 高齢者のQOL,社会活動の評価 第12回 高齢者に対する理学療法1:筋力・バランス・持久力トレーニング 第13回 高齢者に対する理学療法2:身体活動促進へのアプローチ 第14回 高齢者に対する運動および理学療法のエビデンス 第14回 事例から学ぶフレイル予防,転倒予防 第15回 定期試験 第16回 試験解説とこれまでの振り返り 〔授業外学修の指示〕 身近におられるご高齢者、またはニュースやメディアを通じて得られる高齢者の方の生活に関わる諸情報に興味をもち、その生活像について理解を深めること 〔使用教材〕 「高齢者理学療法学」池添冬芽(編)メジカルビュー ISBN978-4-7583-2008-5 〔参考図書〕 授業中において紹介します 〔成績評価の方法・基準〕 1. 定期試験の成績:80%(授業で学習した内容全体を出題範囲とする) 2. 授業に対する姿勢:20%(授業中の質問や応答,学生同士の議論など授業への参加度と貢献度を評価する。なお,私語や本授業に関係の無い行為(スマホ閲覧,他科目の勉強など)に対してはマイナス評価を与える) 〔学生へのメッセージ〕 理学療法の対象となる疾患は加齢に起因するものが大多数であることを念頭に置き、積極的な態度で授業に参加すること。 〔教員の実務経験〕 理学療法士として多くの地域の介護予防に関わらせて頂いている経験を基に、高齢者の健康増進、フレイル予防、認知症予防、介護予防を中心に、高齢者の心身機能面の評価、アプローチ法について学生に教示している。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕CPT1133 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)理学療法学に関する深い専門的知識と高い技術を修得している。(知をみがく/知識・理解) (7)修得した知識、研究・調査能力を用い、生涯にわたって自ら学び続けることができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |