健康科学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
473810
専門科目
専門分野
3回生 後期
授業コード 科目名 単位
473811
小児看護学実習
2
代表担当者名
弓場 紀子
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.子どもや家族(きょうだいを含む)とコミュニケーションを図ることができる。
2.子どもと家族を尊重し、より良い人間関係を成立することができる。
3.子どもの成長・発達段階を把握し、成長・発達を支援することができる。
4.子どもの健康のレベルに応じた日常生活の援助方法を理解することができる。
5.健康障害をもつ子どもと家族(きょうだいを含む)の健康を増進するために必要な情報が理解できる。
6.健康障害をもつ子どもの全体像(母子関係・家族関係を含む)を理解することができる。
7.健康障害をもつ子どもと家族(きょうだいを含む)の看護上の問題を明確にし、援助の方向性を理解することができる。
8.健康障害をもつ子どもの成長・発達に影響を与える遊び・学習の意味を理解し、援助計画に取り入れることができ る。
9.健康障害をもつ子どもと家族(きょうだいを含む)の健康を増進するために必要とされる看護援助が1つでも実施することができる。
10. 健康障害が子どもと家族(きょうだいを含む)に及ぼす影響及び援助方法を学ぶことができる。
11.子どもの人権について理解し、子どもの最善の利益を守る小児看護について考察することができる。

[授業科目内容の概要〕
子どもとの関わりを通して、子どもが個々に力を備えた、権利を有した一人の人間であることを理解し、子どもと家族、子どもと社会との関係からも子どもの最善の利益を守ることが小児看護であることを実践的に学ぶ科目である。授業方法は、既習の知識を基にあらゆる健康状態・環境にある子どもと関わり、健康な子どもの特徴や成長・発達に環境が与える影響を知り、適切な環境の在り方や関わりについて理解を深める。さらに健康障害が子どもの成長・発達や家族(きょうだいを含む)に与える影響を理解し、子どもと家族(きょうだいを含む)の健康を増進するために必要な援助とは何かをアセスメントし、子どもと家族に必要な看護援助方法を自ら考え実施、評価しながら実践的に学ぶ。

〔授業計画〕
実習期間:2週間(2単位)
詳細は事前に配付される「小児看護学実習要項」「小児看護学実習配置」を参照のこと。

〔授業外学修の指示〕
・実習オリエンテーション・予防接種・便検査およびその処置を済ませていることが実習の条件となる。
・これまでに学んだ小児看護学の専門知識と技術を十分に復習して臨地実習に臨むこと。
・夏期休暇中に「事前学習」の内容に従い、実習に活用できるよう準備しておくこと。
・複数の施設実習は、それぞれ短期間である。やむを得ない理由による欠席の場合でも、追実習が施設でできない可能 性がある。その場合は 検討の上、オンライン実習や課題で対応することもある。
・子どもが対象となるため、健康管理を怠らないこと。

〔使用教材〕
テキスト

〔参考図書〕
随時、情報提供する。

〔成績評価の方法・基準〕
実習内容、実習記録、実習態度、グループワークの参加度、出席状況などをもって総合的に評価する。

〔学生へのメッセージ〕
事前準備(体調管理を含む)をしっかりと行い、主体的に臨んでください。
小児看護学実習では、様々な状況にある子どもと家族(きょうだいを含む)に出会います。自らが環境因子である自覚をもち、常に身だしなみと言葉使いに注意しながら実習してください。

〔教員の実務経験〕
小児看護師として長く業務に従事していた経験と小児看護学教育・実習で指導してきた経験から実習状況を具体的に示すことで、小児看護学実習の対象である子どもと家族(きょうだいを含む)についてイメージでき、小児看護の対象を実践的に捉える能力を育成している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MCN1433

【履修制限あり】学科内規参照のこと
〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
© Copyright 2018 畿央大学. All Rights Reserved.