健康科学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
474650
専門科目
専門分野
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
474651
公衆衛生看護学概論
2
代表担当者名
松本 泉美
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.公衆衛生看護活動の概念と倫理および対象が理解できる。
2.社会情勢における健康課題と公衆衛生看護活動の変遷から基本的理念との関連が理解できる。
3.公衆衛生看護の対象および活動の場の特性と活動の展開について理解できる。
4.地域住民の健康を創造するための公衆衛生看護活動のあり方と保健師の役割について考えることができる。

〔授業科目内容の概要〕
公衆衛生看護活動における「コミュニティ」の概念を踏まえて、その歴史的変遷や、基本的理念、対象理解と活動の目的・目標と活動の展開方法を学ぶ。またその展開に必要な理論を理解し、地域住民の健康を阻害する要因を認識し、健康支援の方法としてコニュニティー・アズ・パートナーモデルの展開からを保健師の役割と機能を考えることができる能力を育成する。

〔授業計画〕
第1回 公衆衛生看護の概念・定義 倫理 (松本泉美)
第2回 公衆衛生看護の歴史(看護研究含む) (松本泉美)
第3回 ヘルスプロモ―ションの概念と理論 (松本泉美)
第4回 社会情勢の変化と健康政策・成人保健活動 (松本泉美)
第5回 公衆衛生看護の活動の場と対象(保健所・市町村における保健活動)(田中陽子)
第6回 個人・家族機能を支援するための理論と方法 (田中陽子)
第7回 高齢者保健活動と保健医療福祉システム (前田則子)
第8回 難病・障がい者支援と保健医療福祉システム (田中陽子)
第9回 住民組織活動と公衆衛生看護の役割 (松本泉美)
第10回 自主グループ活動の実際と支援 (松本泉美・外部講師)
第11回 災害時の公衆衛生看護活動 (松本泉美)
第12回 公衆衛生看護過程:地域診断の理論(松本泉美)
第13回 感染症対策と公衆衛生看護活動 1)感染症対策の変遷 (松本泉美)
第14回 感染症対策と公衆衛生看護活動 2)発生時の公衆衛生看護活動 (松本泉美)
第15回 公衆衛生看護活動における地域診断過程の実際(松本泉美)

〔授業外学修の指示〕
CEASに授業資料等および課題を提示しますので、課題は提出期限内に提出してください。専門用語と保健医療福祉のシステムの理解が必要となるので、事前学習・課題学習を随時指示します。公衆衛生学および各看護領域における学習内容を連動するものがあるため、必ず復習して理解を深めるようにしてください。事前に指定した回の冒頭に小テストを実施します。

〔使用教材〕
荒賀直子 後閑容子編集 公衆衛生看護学jp 第5版 インターメデイカル ISBN:978-4-900828-76-6

〔参考図書〕
国民衛生の動向 2023/2024 厚生統計協会 ISBN:0452-6104

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験 なし 課題30% 小テスト70%(7回)

〔学生へのメッセージ〕
保健師を目指す(国家試験受験資格を取得し保健師として活動する)科目選択についての目的意識をしっかり持って、授業に取り組んでください。
〔教員の実務経験〕
保健師として業務に従事していた時の経験を活かし、地域で展開する公衆衛生看護の機能や対象理解、保健師の役割について学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕CHN1432

〔履修制限あり〕
2年前期の科目「地域看護学概論」を修得していること

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いを汲み取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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