健康科学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
474810
専門科目
専門分野
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
474811
公衆衛生看護学活動論Ⅰ
2
代表担当者名
松本 泉美
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.個人および集団の健康課題への支援の必要性から地域をアセスメントし、顕在化および潜在化している健康課題につい
て考えることができる。
2.発達段階などライフステージにおける対象者の特性と生活および健康状態との関連を理解し、公衆衛生看護活動の必要
性を考えることができる。
3.対象となる人々が主体的に健康課題を解決できるようなケアシステムや地域の社会資源を活用した公衆衛生看護活動に
ついて理解できる。

〔授業科目内容の概要〕
個人および集団の健康課題への支援の必要性から、顕在化および潜在化している健康課題を明確化する方法として
既習したコニュニティー・アズ・パートナーモデルの展開から地域のアセスメントを体験する。また発達段階別や分野としての産業保健の対象と場の特性と健康課題について理解し、公衆衛生看護活動の必要性を考え、既存のケアシステムや地域の社会資源を活用した公衆衛生看護活動について考えることができる能力を育成する。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス・公衆衛生看護活動と地域診断過程1 コミュニティアズパートナーモデルの活用 (松本泉美)
第2回 公衆衛生看護活動と地域診断過程2 既存情報の整理とアセスメント (松本泉美)
第3回 公衆衛生看護活動と地域診断過程3 健康課題の明確化と活動計画 (松本泉美)
第4回 成人保健活動 生活習慣病対策と保健活動 (松本泉美)
第5回 母子保健活動1)乳幼児健康診査 (田中陽子)
第6回 母子保健活動2)家庭訪問 (田中陽子)
第7回 健康教育1 理論と概要 (田中陽子)
第8回 歯科保健活動 (松本泉美)
第9回 食育・健康増進活動 (松本泉美)
第10回 障害者支援活動 (田中陽子)
第11回 発達障害児・発達障害者支援活動 (田中陽子)
第12回 精神保健活動1)精神保健の動向と支援活動と精神障がい者支援活動 (田中陽子)
第13回 精神保健活動2)アルコール等依存症対策・自殺予防対策活動 (松本泉美) 第14回 難病者支援活動 (松本泉美)
第15回 高齢者支援活動 高齢者の介護予防活動と要介護高齢者に対する支援活動 (前田則子)


〔授業外学修の指示〕
CEASに課題資料を提示し、期限までの提出を求めます。またTeamsを活用したグループワークを行います。この科目は、公衆衛生看護学方法論Ⅰと連動しますので、連動する回の方法論Ⅰの内容を含めて理解を深めるように予習・復習をしっかりとしてください。指定回の冒頭または終了時に小テストを実施します。

〔使用教材〕
標準保健師講座3 対象別公衆衛生看護活動 第5版 医学書院 ISBN:978-4-260-03187-5
その他配布プリントを使用する

〔参考図書〕
適宜、授業中に紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
定期試験:なし、課題:10%、小テスト90% ( 田中40% 松本40% 前田10%)
〔学生へのメッセージ〕
公衆衛生看護の視点で地域を診るとはどういうことか、地域に住む人々の暮らしを理解した上でセルフケア能力を高める活動における保健師の役割の理解を深めるように努めてください。

〔教員の実務経験〕
保健師の実務経験を活かし公衆衛生看護学の基礎的な展開方法を学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕CHN1433

〔履修制限あり〕
2年次後期の科目「公衆衛生看護学概論」「疫学」「保健統計」を全て修得していること

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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