健康科学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
474820
専門科目
専門分野Ⅱ
4回生 前期
授業コード 科目名 単位
474821
公衆衛生看護学活動論Ⅱ
2
代表担当者名
松本 泉美
科目内容
〔授業の到達目標〕
1.地域の特性や健康指標となる既存情報を基にコミュニティー・アズ・パートナー・モデルを用いてアセスメントの過程
を体験し、地域に域に暮らす人々のヘルスニーズを把握し、顕在化および潜在化している健康課題を明確化することが
できる。
2.1の健康課題への対策としての発達段階ごとの保健活動計画の立案・実施・評価といった地域診断過程の展開を実践
することができる。

〔授業科目内容の概要〕
地域住民の健康状態の向上とQOL向上のために地域を理解することの意義を理解し、保健師としての地域の捉え方の視点をコミュニティー・アズ・パートナー・モデルを用いて実際に実習市町村における地域診断を展開し、支援としての活動計画を立案できる能力を育成する。

〔授業計画〕全ての回を公衆衛生看護学実習担当地域教員が指導援助を行う。
第1回 ガイダンス・対象別公衆衛生看護活動とケアシステム 地域の健康課題把握における地域診断過程
第2回 地域診断における情報収集1)データの解釈
第3回 地域診断における情報収集2)全体概要把握による地域特性と健康状態の理解
第4回 既存データの収集と整理1)情報の収集
第5回 既存データの収集と整理2)情報の整理
第6回 既存データの収集と整理3)情報の背景の解釈
第7回 既存データの収集と整理4)保健事業や政策との関連・可視化
第8回 既存データの解釈と統合(統計や政策計画等)
第9回 地区踏査の視点・インタビュー方法 地区踏査計画
第10回 地区踏査情報と地域特性・健康状態の統合
第11回 健康課題の明確化
第12回 活動計画立案
第13回 地域診断と活動計画発表1)実習地域3グループ 発表に対するディスカッション
第14回 地域診断と活動計画発表2)実習地域1グループ 発表に対するディスカッション・評価とまとめ
第15回 地域診断と活動計画発表後の修正

〔授業外学修の指示〕
地域診断に関する演習作成物は学習した知識を用いて、図表の作成を含めきちんと期日までに作成できることを求めます。遅刻者は演習に参加することはできません。グループワークが主となるため、自己の役割を自覚して、グループ内での協調性・積極性を求めます。地域診断の展開は、公衆衛生看護学活動Ⅲおよび公衆衛生看護学管理論と連動します。CEASに課題資料を提示し、期限までの提出を求めます。またTeamsを活用したグループワークを行います。
指定回に小テストを実施します。予習復習を欠かさないようにしてください。


〔使用教材〕
保健学講座2 公衆衛生看護支援技術 メヂカルフレンド社 ISBN:978-4-839-221898
標準保健師講座3 対象別地域看護活動(第4版)医学書院 ISBN:978-4-260-03187-5*3年次使用教科書
国民衛生の動向 2023/2024 厚生統計協会 ISBN:0452-6104

〔参考図書〕
適宜、授業中に紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
定期テストなし、演習態度30%、課題20%、小テスト50%

〔学生へのメッセージ〕
地域看護学実習・公衆衛生看護学実習に必要な知識と地域診断能力を身につけることができるような授業構成にしています。実習に向けて、これまでの学習内容の復習も含め、しっかり学んでください。
〔教員の実務経験〕
保健師の実務経験を活かし、公衆衛生看護学における保健師の役割について学生に教示している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕CHN1434

〔履修制限あり〕
3年次前期の科目「公衆衛生看護学方法論Ⅰ」「公衆衛生看護学活動論Ⅰ」を修得していること

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
(8)看護医療に携わる者として、あらゆる生活の場で生じる利用者のニーズを正しく理解し、責任を持って問題を解決していくことができる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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