健康科学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
475050
専門科目
専門分野
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
475051
地域包括ケア実習
1
代表担当者名
室谷 牧子
科目内容
〔授業の到達目標〕
1)地域包括支援センターの機能と役割を理解することができ、記述できる。
2)地域で生活する人々のニーズを知り、健康課題と支援を考えることができ、記述できる。
3)地域で生活する人々の主体的な活動(自助・互助)の実際と、主体性を引き出し支援する専門職および保健医療福祉等関連機関の役割や支援(共助・共助)の実際を理解することができ、記述できる。
4)地域包括ケアシステム構築における地域資源の意義と連携・協働のあり方を理解するとともに考察することができ、記述できる。
5)これからの社会に求められる地域共生社会と自信の役割を考察することができ、記述できる。

〔授業科目内容の概要〕
既習の関連科目の学習をふまえ、地域包括ケアシステムの概要と実際を体験を通して理解し、住民の暮らしを支援する看護職等専門職の役割や地域社会のあり方を考察するとともに、地域共生社会実現に向けて視野を広く持つことが出来る看護職になることを目指す。

〔授業計画〕
1.実習期間
8月下旬~9月上旬の1週間(臨地実習3日間、学内実習2日間)
2.実習場所
大阪府下・奈良県内の地域包括支援センター、一部介護保険事業所
3.実習内容
地域包括支援センターあるいは介護保険事業所において、オリエンテーション、講義、事業・家庭訪問・施設見学等に参加しながら、住民や専門職と主体的にコミュニケーションを図り、実習目標達成に向けて実習を展開する。
4.実習方法
1)実習前課題として実習地域の状況を把握する。
2)初日の学内実習で地域診断を行い、実習目標を定める。
3)3日間地域包括支援センターで臨地実習を行う。
4)日々、ショートカンファレンスで振り返りを行う。
5)最終日の学内実習で最終カンファレンスと発表により学びを共有し、考察を深める。
6)学習内容を記録にまとめ、考察を行う。
※実習内容は実習施設により異なるため、詳細は地域包括ケア実習要項と、学内オリエンテーションを参照に実習を進めて下さい。

〔授業外学修の指示〕
1)既習の地域包括ケアに関する学習内容の復習や高齢化社会に関連するニュース、高齢者を取り巻く地域の課題に関心をもち、問題意識をもって主体的に学習する。
2)学内で実施される実習前のオリエンテーションには必ず出席する。
3)事前課題をオリエンテーションで提示するので、実習初日までに取り組む。
4)実習グループで事前に地区踏査を実施する。メンバーで協力して取り組む。

〔使用教材〕
既習の関連科目のテキストおよび授業資料を活用する。他に適宜資料を配付する。

〔参考図書〕
適宜紹介する。

〔成績評価の方法・基準〕
事前課題、地区踏査の状況、実習記録、実習レポート、実習態度などにより総合的に評価する。

〔学生へのメッセージ〕
実習では、高齢者をキーワードに地域社会に目を向け、誰もが住み慣れた地域で望む暮らしが過ごせるよう、看護職として、人として何が出来るのかを考えてほしいと思います。自分事として、身近な人の未来のために何が出来るのかイメージしていただけると嬉しいです。主体的に実習に取り組んで下さい。

〔教員の実務経験〕
看護師、保健師、介護支援専門員として、診療所、訪問看護、保健所、保健センター、地域包括支援センターで勤務し、地域の人々の保健・医療・福祉に関わる業務に携わってきた。現在も高齢者を始め、認知症の本人・家族・支援者支援、障害者支援、子育て支援の地域活動に参加しながら、多様な人々の共生社会を目指す地域包括ケアシステム構築を模索している。
履修に関して留意すること
【履修制限あり】学科内規参照のこと

〔科目分類番号〕PHN1433

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(2)チーム医療や高度医療、地域の訪問看護などの場面で、様々な医療関係者と円滑なコミュニケーションを図り協働し、リーダーシップを発揮できる。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
(5)保健・医療・福祉の各分野の専門家との連携・協働の土台となるプレゼンテーションスキルを身につけている。(知をみがく/汎用的技能)
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