健康科学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
475800
専門科目
統合分野
4回生 前期
授業コード 科目名 単位
475801
在宅リハビリテーション
2
代表担当者名
松川 真葵
科目内容
〔授業の到達目標〕
1)在宅におけるリハビリテーションの意義・目的が理解できる
2)対象者の特徴と生活期リハビリテーションのあり方と各職種間の連携の方法が理解できる
3)対象者のQOLを向上させるための看護の役割と方法が理解できる

〔授業科目内容の概要〕
リハビリテーション看護に必要な理論・概念と看護の役割・特徴について学びます。在宅で療養する対象者で多い機能障害について、障害が与える生活への影響、支援について学びます。また、事例展開を通じ、在宅リハビリテーションの方法や関係職種との連携など、対象者の支援方法についても学びを深めます。

〔授業計画〕
第1回 ガイダンス、リハビリテーション看護とは
第2回 リハビリテーションの歴史と法制度
第3回 リハビリテーション看護に必要な概念
第4回 リハビリテーション看護の対象
第5回 ステージ別リハビリテーション看護の特徴
第6回 チームケアの必要性と連携のあり方
第7回 生活の再構築に向けた支援①(ADL支援)
第8回 生活の再構築に向けた支援②(環境調整)
第9回 生活の再構築に向けた支援③(家族への支援)
第10回 機能障害別リハビリテーション看護の実践①運動機能障害
第11回 機能障害別リハビリテーション看護の実践②呼吸機能障害
第12回 機能障害別リハビリテーション看護の実践③摂食嚥下障害
第13回 リハビリテーション看護の事例展開①(情報収集・アセスメント)
第14回 リハビリテーション看護の事例展開②(計画立案・発表)
第15回 地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーション看護、まとめ


〔授業外学修の指示〕
授業内容を理解するために、各授業回で該当する人体の解剖・生理機能、成人看護学・老年看護学・在宅看護学などの関連する内容(疾患およびその治療・看護等)を復習して授業に臨んでください。授業中に小テストを実施します。また、実践事例に関して事後課題を課します。

〔使用教材〕
『系統看護学講座 別巻 リハビリテーション看護 第7版』原三紀子他(医学書院)、ISBN 978-4-260-04999-3

〔参考図書〕
授業中に適宜紹介します。

〔成績評価の方法・基準〕
レポート課題:50%、小テスト・事後課題:40%、 受講態度(授業中の質問・応答、学生同士の議論等の参加度と貢献度):10%

〔学生へのメッセージ〕
リハビリテーションは病院だけでなく在宅でも行われており、地域包括ケアシステムの構築が推進されている現在、リハビリテーションに求められる役割は大きくなってきています。障害がある人の生活を支える在宅でのリハビリテーション看護のあり方と支援について考えてみましょう。本授業ではグループワークを多く取り入れます。積極的に授業に参加してください。

〔教員の実務経験〕
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕ICS1434

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)医療従事者として、人間の尊厳や生命への畏敬について理解し、人の痛みや健康への願いをくみ取ることができる感性を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(4)看護医療分野に関する高い専門性と臨地に役立つ実践力を修得している。(知をみがく/知識・理解)
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