教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
512710
専門基礎科目
教職の基礎理論
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
512711
特別活動指導法(初等)(2E123対象)
2
代表担当者名
島 恒生
科目内容
〔授業の到達目標〕
学習指導要領における特別活動の目標及び主な内容、教育課程における特別活動の位置付けと各教科等との関連、学級活動の特質、児童会活動、クラブ活動、学校行事の特質、教育課程全体で取り組む特別活動の指導の在り方、特別活動における取組の評価・改善活動の重要性、特別活動における家庭・地域住民や関係諸機関との連携の在り方を理解している。また、合意形成に向けた話合い活動、意思決定につながる指導及び集団活動の意義や指導の在り方を例示することができる。

〔授業科目内容の概要〕
特別活動は、学校における様々な構成の集団での活動を通して、課題の発見や解決を行い、よりよい集団や学校生活を目指して様々に行われる活動の総体である。学校教育全体における特別活動の意義を理解し、「人間関係形成」・「社会参画」・「自己実現」の三つの視点や「チームとしての学校」の視点を持つとともに、学年の違いによる活動の変化、各教科等との往還的な関連、地域住民や他校の教職員と連携した組織的な対応等の特別活動の特質を踏まえた指導に必要な知識や素養を身に付ける。特に、学級活動の学習指導案の作成、児童会活動や学校行事の計画立案・評価などは、演習を通して進める。

〔授業計画〕
第1回 特別活動の目標と内容、教育的意義及び各教科等との関連
第2回 特別活動の歴史
第3回 特別活動の内容 -学級活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事-
第4回 学級活動の指導と評価
第5回 学級活動の活動内容(1)の指導過程 ―合意形成に向けた集団討議―
第6回 学級活動の活動内容(1)の指導1 学習指導案の要件
第7回 学級活動の活動内容(1)の指導2 学習指導案作成
第8回 学級活動の活動内容(1)の指導3 振り返り
第9回 学級活動の活動内容(2)(3)の指導過程 ―意思決定につながる集団思考―
第10回 学級活動の活動内容(2)(3)の指導1 学習指導案作成
第11回 学級活動の活動内容(2)(3)の指導2 振り返り
第12回 児童会活動、クラブ活動の指導と評価
第13回 学校行事の指導と評価
第14回 特別活動を生かした学級経営と家庭・地域、関係諸機関等との連携
第15回 まとめ

〔授業外学修の指示〕
授業の予習・復習として、小学校学習指導要領とその解説を読み、特別活動の特質や指導のポイントを勉強しましょう。
また、学校インターンシップやボランティアで見た教室環境や子どもたちの活動を振り返っておきましょう。

〔使用教材〕
『小学校学習指導要領解説 特別活動編』(東洋館出版)
その他、授業の中で配布する。

〔参考図書〕
授業の中で、その都度指示する。

〔成績評価の方法・基準〕
課題70%、受講態度等30%。ただし、授業での学習指導案等の指定された課題をすべて合格すること。

〔学生へのメッセージ〕
特別活動は、子どもたちの個性を伸ばし、子どもたちによる学級や学校の文化づくりや社会参画の力を育てる大切な教育活動です。集団活動を特質とし、なすことによって学ぶ特別活動の楽しさを学び、子どもたちの自主的・実践的な活動を指導する力をしっかりと身に付けましょう。

〔教員の実務経験〕
小学校等での教育委員会指導主事や教員としての経験をもとに、学級活動や、児童会活動、クラブ活動、学校行事等の指導の実態や課題、指導の工夫について学生に具体的に提示・指導している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MEA2122

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(7)授業や保育、養護に関わる内容・活動について自ら考え、実践し、マネジメントしていく力を身につけている。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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