教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
514050
専門基礎科目
国際教育
2回生 前期
授業コード 科目名 単位
514051
欧米の文化と社会A
2
代表担当者名
竹下 幸男
科目内容
〔授業の到達目標〕
現代の多文化社会において他者とのコミュニケーションを行う力を身につけるために以下のような到達目標を満たすことが必要である。
(1)外国語を背景としたものなど、世界の文化の多様性や異文化コミュニケーションの現状と課題を理解できる。
(2)多様な文化的背景を持つ人々との交流を通じ、文化の多様性や異文化交流の意義について体験的に理解できる。
(3)英語が使われている様々な国や地域の歴史、社会、文化について基本的な内容を理解し、それを踏まえて、異文化間のコミュニケーションができる。
(4)上記の理解や能力に加え、英語による表現力への理解を深め、中学校・高等学校における外国語科の授業に資する知見を身につける。

〔授業科目内容の概要〕
ともに英語圏であり、英語教育という点からも日本にとって身近な国であるアメリカとイギリス。では、その歴史や社会状況はどの程度理解されているだろうか。本講義では、歴史的知識を踏まえて、アメリカとイギリスを基軸として、世界に広がる英語が使われている国や地域の歴史、社会、文化を理解することを目的とする。発表やグループ討議を行うことで、実際に英語を使い、将来英語を教える際に、単なる語学としての英語ではなく、文化の中で使われている生きた英語を教えることが出来るような知識の習得を目指す。同時に、身近にある多様な文化的背景をもつ人などとコミュニケーションを図ることにより、異文化理解を体験的に深め、異文化コミュニケーション、異文化交流の意義や課題について理解する。

〔授業計画〕
第1回 Introduction 英米とその関係地域の歴史
第2回 現代の多文化社会イギリス
第3回 現代の多文化社会アメリカ
第4回 イギリス社会におけるマイノリティ
第5回 アメリカ社会におけるマイノリティ
第6回 イギリスと世界各地の植民地
第7回 植民地の独立と英語
第8回 世界の多様性について動画などから学ぶ
第9回 アメリカの人種問題(移民と奴隷制)
第10回 イギリスの人種問題(移民と奴隷制)
第11回 英米の階級社会
第12回 帝国主義
第13回 日米関係の歴史
第14回 日英関係の歴史
第15回 英米400年の歴史
第16回 定期試験(またはレポート)

〔授業外学修の指示〕
講義内容と関連する世界史の知識を復習しておくこと。

〔使用教材〕
プリントを配布

〔参考図書〕
講義内で指示

〔成績評価の方法・基準〕
平常点(課題):30%、定期試験(状況によってはレポート):70%

〔学生へのメッセージ〕
アメリカもイギリスも、身近なところにたくさんの接点があります。さまざまな文化現象を通じて、その本質に迫りましょう。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕MUE2122

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
(5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能)
(6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
(8)生涯にわたって自律的に学び続け、教育者として自ら成長していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)
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