科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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514070 |
専門基礎科目 |
国際教育 |
3回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
514071 |
欧米文化と子ども |
2 |
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代表担当者名 | |||
竹下 幸男 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 現代の多文化社会において他者とのコミュニケーションを行う力を身につけるために以下のような到達目標を満たすことが必要である。本講義では特に、英語圏における子どものあり方を中心に考察することで目標の到達を目指す。 (1)外国語を背景としたものなど、世界の文化の多様性や異文化コミュニケーションの現状と課題を理解し、その中での子どもの位置づけを理解できる。 (2)多様な文化的背景を持つ人々との交流を通じ、文化の多様性や異文化交流の意義について体験的に理解できる。 (3)英語が使われている様々な国や地域の歴史、社会、文化について基本的な内容を理解し、それを踏まえて、異文化間のコミュニケーションができる。 (4)上記の理解や能力に加え、英語による表現力への理解を深め、中学校・高等学校における外国語科の授業に資する知見を身につける。 〔授業科目内容の概要〕 理論的な文献と文学的な文献の精読を通して、欧米文化における子どもの表象について考察、議論をする。 毎回、発表やグループ討議を行う。すべて英語の文献を使用し、英語読解力の向上を目指す。英語が使われている国や地域の歴史、社会、文化を視野に入れながら、子どもを取り巻く異文化コミュニケーションや異文化交流の現状と課題を理解する。 〔授業計画〕 第1回 Introduction(導入:理解のための基礎知識) 第2回 子どもの誕生? 第3回 ヴィクトリア朝における子ども 第4回 Charles Dickens 1 A Christmas Carol(チャールズ・ディケンズ1『クリスマス・キャロル』) 第5回 Charles Dickens 2 Great Expectations(チャールズ・ディケンズ2『大いなる遺産』) 第6回 Lewis Carroll 1 Alice's Adventures in Wonderland(ルイス・キャロル1『不思議の国のアリス』) 第7回 Lewis Carroll 2 Through the Looking-Glass, and What Alice Found There(ルイス・キャロル2『鏡の国のアリス』) 第8回 アメリカ史における子ども 第9回 L. Frank Baum 1 The Wonderful Wizard of Oz (ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』 第10回 L. Frank Baum 2 Mother Goose in Prose(ライマン・フランク・ボーム『散文のマザーグース』) 第11回 Henry James 1 The Turn of the Screw(ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』) 第12回 Henry James 2 What Maisie Knew(ヘンリー・ジェイムズ『メイジーの知ったこと』) 第13回 20世紀における子ども 第14回 Walt Disney(ウォルト・ディズニー) 第15回 Harry Potter(ハリー・ポッター)シリーズ 第16回 定期試験またはレポート 〔授業外学修の指示〕 各回の講義で配布される英文プリントを辞書等を使い内容を説明できる程度に読んでおくこと。 〔使用教材〕 講義内容に合わせ、毎回プリントで配布。 〔参考図書〕 講義内で指示 〔成績評価の方法・基準〕 平常点(課題):30%、定期試験(状況によってはレポート):70% 〔学生へのメッセージ〕 内容は知っていても英文で読んだことがある人は少ない児童文学。実際に読んで、その本当のおもしろさを考えてみましょう。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕MUE2123 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解) (6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) (8)生涯にわたって自律的に学び続け、教育者として自ら成長していくことができる。(美をつくる/態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力) |