教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
514400
専門基礎科目
教育の基礎理論
3回生 後期
授業コード 科目名 単位
514402
教育法制論(3E123対象)
2
代表担当者名
宮村 裕子
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)現代の公教育制度に関する基礎的な知識を身に付けるとともに、それらをめぐる課題を理解している。
(2)公教育の目的を実現するための学校教育や教育行政機関の経営的事項に関する知識を身に付けている。

〔授業科目内容の概要〕
本授業では、公教育の原理や理念を通じて公教育制度の意義について学び、それらを支える教育法規や教育行財政の仕組みについて理解する。学校教育制度の基本的事項を確認したうえで、学校や教育行政機関の経営的事項について学び、その望ましい姿や効果的な在り方について考える。学校経営における年間のPDCAサイクルや、地域との連携・協働による「地域とともにある学校」づくり、学校安全の意義についても学ぶ。講義形式が中心となるが、事例を検討する演習や意見交流も行う。

〔授業計画〕
第1回 公教育の原理と理念
第2回 教育制度と教育法規
第3回 教育の基本理念と教育制度の課題(1)―教育の目的
第4回 教育の基本理念と教育制度の課題(2)―学校教育・教員制度
第5回 教育の基本理念と教育制度の課題(3)―家庭教育・社会教育
第6回 教育の基本理念と教育制度の課題(4)―教育行政・教育振興基本計画
第7回 学校教育制度の基本事項と学校経営の仕組み―義務教育を中心に
第8回 教育行財政の組織と機能(1)―国
第9回 教育行財政の組織と機能(2)―地方公共団体
第10回 学校の管理運営(1)―学校の設置、危機管理
第11回 学校の管理運営(2)―組織編制、教職員
第12回 学校の管理運営(3)―教育課程
第13回 学校の管理運営(4)―児童生徒への対応
第14回 学校経営の制度と動向(1)―マネジメントサイクル、学校評価、学校安全への対応
第15回 学校経営の制度と動向(2)―保護者や地域との連携・協働
第16回 定期試験

〔授業外学修の指示〕
毎回配布する授業資料および使用教材を用いて、予習・復習を行うこと。
特に法規に関して苦手意識がある場合は、繰り返し復習に励むこと。

〔使用教材〕
『教育法規スタートアップ・ネクスト ver.2.0: Crossmedia Edition』高見茂・開沼太郎・宮村裕子編 昭和堂
ISBN:9784812222256
その他、授業においてプリントを配布する。

〔参考図書〕
『新・教育制度論 第2版』髙妻紳二郎編著 ミネルヴァ書房 ISBN:978-4-623-09541-4

〔成績評価の方法・基準〕
1.定期試験:80%(授業で学習した内容全体が出題範囲となる)
2.提出物と受講態度:20%(授業中の提出課題への取り組みや提出状況を確認する)

〔学生へのメッセージ〕
教育制度や教育行政に関する様々な問題に関心をもち、自ら考える力を養いましょう。また、これまで「当たり前」だと思って受けてきた教育の様々な仕組みについて、その背景や根拠について学ぶ姿勢をもちましょう。

〔教員の実務経験〕
社会教育行政や教育委員会関連の会議に携わった経験を活かして、具体的な制度や事例を示しながら解説している。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕ESS2123

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性)
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
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