科目コード | 科目区分 | 科目分類 | 配当回生 |
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514520 |
専門基礎科目 |
教育の基礎理論 |
2回生 前期 |
授業コード | 科目名 | 単位 | |
514521 |
特別支援教育入門B |
1 |
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代表担当者名 | |||
大久保 賢一 |
科目内容 |
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〔授業の到達目標〕 到達目標は以下の5点である。 ①ICFをはじめとする「障害」に対する多様な捉え方を理解し、説明できるようになる。 ②障害児教育のこれまでの歴史的経緯と特別支援教育への転換に関する背景や理念を理解し、説明できるようになる。 ③インクルーシブ教育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念や仕組みを理解し、説明できるようになる。 ④発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の心身の発達、心理的特性及び学習の過程を理解し、説明できるようになる。 ⑤視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱等を含む様々な障害のある幼児、児童及び生徒の学習上または生活上の困難について基礎的な知識を身に付けている。 〔授業科目内容の概要〕 本講義は、通常の学級にも在籍している発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害等により特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒が授業において学習活動に参加している実感・達成感をもちながら学び、生きる力を身に付けていくことができるよう、幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難を理解し、個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を理解することを目標とする。特別支援教育に関する基礎的な理念、歴史、制度、障害児教育各領域の方法、指導法を紹介する。講義やグループ討議等を通して実践的に学修する。特別支援教育を初めて学ぶ者が受講することが望ましい。 〔授業計画〕 第1回 児童生徒が抱える多様な教育的ニーズ 第2回 特別支援教育に関わる現状と課題 第3回 特別支援学校と特別支援学級における教育 第4回 特別支援教育のカリキュラム(自立活動、個別の指導計画、個別の教育支援計画) 第5回 視覚障害と聴覚障害 第6回 肢体不自由と病弱 第7回 知的障害 最終レポート 〔授業外学修の指示〕 ボランティア活動などを通して、本授業で扱った内容を積極的に活用し、さらなる学びに繋げていってもらいたい。 授業内で紹介した資料について、その次の回の授業までに必ず読むこと。 〔使用教材〕 毎回、資料を配付します。 〔参考書・参考資料等〕 ・五十嵐信敬 他(2000)『教職教養 障害児教育』,コレール社 ・独立行政法人国立特別支援教育総合研究所・世界保健機構(WHO)(2005)『ICF(国際生活機能分類)活用の試み』,ジアース教育新社 ・内山登紀夫 他 (2006-2008)『シリーズ 発達と障害を考える本1~12』,ミネルヴァ書房 ・内山登紀夫 他 (2009)『シリーズ 特別支援教育をすすめる本1~4』,ミネルヴァ書房 ・斎藤佐和 他 (2006)『講座 特別支援教育① 特別支援教育の基礎理論』,教育出版 ・上野一彦 他 (2007)『S・E・N・S養成セミナー 特別支援教育の理論と実践 Ⅰ概論・アセスメント』,金剛出版 ・中村満紀男 他 (2007)『シリーズ 障害科学の展開 第1巻 障害科学とは何か』,明石書店 ・安藤隆男 他 (2009)『シリーズ 障害科学の展開 第2巻 特別支援教育を創造する教育学』,明石書店 ・中村満紀男 他 (2003)『障害児教育の歴史』,明石書店 ・時事通信出版局 『よくわかる特別支援学校 教員採用試験よくわかるシリーズ⑨ 2011年度版』,時事通信出版局 〔成績評価の方法・基準〕 レポート課題: 100% (ただし、大学試験規則に基づき最低限度の出席回数を満たすことが試験を受けるための条件となります) (オンデマンド式の授業においては、毎回の授業レポートの提出をもって出席とみなします) 〔学生へのメッセージ〕 特別支援教育に関わる諸問題を包括的に理解できるよう、主体的に学んでください。 |
履修に関して留意すること |
〔科目分類番号〕FSN2122 〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕 (1)生命への畏敬の念を持ち、教育に携わる者としての倫理観や子どもに対する深い理解と愛情を持っている。(徳をのばす/態度・志向性) (2)同僚・保護者・地域との連携・協働に必要な協調性やコミュニケーション力、リーダーシップを身につけている。(徳をのばす/態度・志向性) (3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解) (6)グローバル化時代に求められる教育や特別な支援を必要とする子どもへの対応など、教育をめぐる新たな課題を理解し、それらに適切に対処できる力を身につけている。(知をみがく/知識・理解、汎用的技能、美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力) |