教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
520400
専門科目
認定心理士資格
2回生 後期
授業コード 科目名 単位
520401
心理学基礎実験
2
代表担当者名
西尾 祐美子
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1) 心理学における実験的研究の基礎を習得している。
(2) 実験器具の取り扱い,実験で得られたデータの処理・分析方法を理解している。
(3) 実験実習の手続きをマニュアル通りに遂行することによって,実験計画の立案や準備の重要性を実感できる。
(4) 実験レポートを的確に書くことができる。

〔授業科目内容の概要〕
心理学研究を進めるうえで必要とされる実験手法について,実験者および研究対象者(実験参加者)として参加する実習を通して学ぶ。具体的には,①心理学の研究方法,②データ処理の方法,③データの解釈方法,④レポートの作成方法を習得することを目的とする。

〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション:授業の進め方の説明,心理学実験を含む心理学研究法に関する説明
第2回 心理学実験についての基礎的知識(1):実験の種類と特徴,統計的知識(独立変数と従属変数,記述統計)
第3回 心理学実験についての基礎的知識(2):データのまとめ方,レポートの書き方
第4回 実験レポートの作成方法
第5回 演習「性格の認知」(1):手続きの理解
第6回 演習「性格の認知」(2):データの分析とレポート作成指導
第7回 演習「パーソナルスペース」(1):手続きの理解とデータ収集
第8回 演習「パーソナルスペース」(2):データの分析とレポート作成指導
第9回 演習「Y-G性格検査」:手続きの理解, データの分析とレポート作成指導
第10回 演習「自由再生の実施(系列位置効果)」(1):手続きの理解とデータ収集
第11回 演習「自由再生の実施(系列位置効果)」(2):データの分析とレポート作成指導
第12回 演習「ミューラー・リヤー錯視」(1):手続きの理解とデータ収集
第13回 演習「ミューラー・リヤー錯視」(2):データの分析とレポート作成指導
第14回 演習「鏡映描写」(1):手続きの理解とデータ収集
第15回 演習「鏡映描写」(2):データの分析とレポート作成指導

※なお,進行状況に応じてスケジュールや実験内容等を変更する場合がある。


〔授業外学修の指示〕
各実験ともレポートが課されるので,種目ごとに文献や論文をもとに調べて知識を深める。レポート作成は期日を守りしっかり取り組み,添削されたレポートによっても復習を行う。

〔使用教材〕
「教材心理学[新装版]―心の世界を実験する―」木下冨雄, 上里一郎, 中谷和夫, 難波精一郎, 辻敬一郎 (著), 教養課程心理学教育研究会(編集)ナカニシヤ出版, 2020年,ISBN:978-4779514760

※実験実施で使用するため、教材は必ず購入しておくこと
※教材に加え、授業内で実験データの処理やレポートの作成指導を行うため、毎回の授業に十分に充電したPCを持参すること

〔参考図書〕
特になし,種目ごとに授業内で提示することがある。

〔成績評価の方法・基準〕
実験レポート:90%
授業参加態度:10%

〔学生へのメッセージ〕
評価はレポートにより行うが,演習科目であるためすべての回に出席・参加することが原則となる。授業時以外にも自分で調べ,レポートを書き進めることで実験レポートを書く力が身につくので,授業への積極的な態度が求められる。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕UHM2132

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能)
(9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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