教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
520450
専門科目
認定心理士資格
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
520451
心理学実験
2
代表担当者名
山本 真也
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1) 心理学における実験的研究法(基礎的なものからやや応用的な手法も含む)を習得している。
(2) 実験器具の取り扱い、実験で得られたデータの処理・分析方法を習得している。
(3) データをグラフとして作成し、実験レポートの書き方に習熟する。

〔授業科目内容の概要〕
知覚・認知・社会等の領域を中心とした実験を取り上げ,実験者および研究対象者(実験参加者)として参加する実習を通じて実験・観察・調査等の方法を学ぶ。心理学実験についてより深く学び,科学的な人間理解のための一連の方法を身に付けることを目的とする。なお,卒業論文・卒業研究に直接つながる位置づけの科目ではない。

〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション:授業の進め方の説明,心理学実験を含む心理学研究法に関する説明
第2回 心理学実験についての基礎的知識(1):実験の種類と特徴,各用語の定義(独立変数と従属変数など)
第3回 心理学実験についての基礎的知識(2):行動観察の方法、excelを用いたグラフ作成の方法
第4回 心理学実験についての基礎的知識(3):レポートの書き方、演習「初頭効果」
第5回 演習「記憶」:手続きの理解,データの分析とレポート作成指導
第6回 演習「プライミング効果」(1):手続きの理解とデータ収集
第7回 演習「プライミング効果」(2):データの分析とレポート作成指導
第8回 演習「行動の形成」(1):手続きの理解とデータ収集
第9回 演習「行動の形成」(2):データの分析とレポート作成指導
第10回 演習「ストループ効果」(1):手続きの理解とデータ収集
第11回 演習「ストループ効果」(2):データの分析とレポート作成指導
第12回 演習「面接場面における面談者と来談者の言語行動」(1):手続きの理解とデータ収集
第13回 演習「面接場面における面談者と来談者の言語行動」(2):データの分析とレポート作成指導
第14回 研究発表のための実験計画と準備
第15回 研究発表

※なお,進行状況などに応じてスケジュールや実験内容等を変更する場合がある。

〔授業外学修の指示〕
各実験ともレポートが課されるので,種目ごとに文献や論文をもとに調べて知識を深める。レポート作成は期日を守りしっかり取り組み,添削されたレポートによっても復習を行う。

〔使用教材〕
必要に応じて担当教員が準備・指示する。
※授業内で実験データの処理やレポートの作成指導を行うため、毎回の授業に十分に充電したPCを持参すること

〔参考図書〕
『心理学基礎実験を学ぶ―データ収集からレポート執筆まで』大和田智文・鈴木公啓(編)北樹出版 ISBN:978-4-7793-0483-5


〔成績評価の方法・基準〕
実験レポート:90%
授業参加態度:10%

〔学生へのメッセージ〕
心理学基礎実験を履修済みであることが望ましい(履修条件ではない)。評価はレポートにより行うが,演習科目であるためすべての回に出席・参加することが原則となる。授業時以外にも自分で調べ,レポートを書き進めることで実験レポートを書く力が身につくので,授業への積極的な態度が求められる。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕UHM2133

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(5)高度専門職業人として必要な情報収集・処理能力やプレゼンテーションスキルを修得している。(知をみがく/汎用的技能)
(9)修得した専門的知識と技術を活用し、地域社会全体の教育力の向上・発展に寄与できる。(美をつくる/総合的な学習経験と創造的思考力)
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