教育学部 2024年度版
更新日:2024/04/10
科目コード 科目区分 科目分類 配当回生
521350
専門科目
認定心理士資格
3回生 前期
授業コード 科目名 単位
521351
臨床心理学
2
代表担当者名
西尾 祐美子
科目内容
〔授業の到達目標〕
(1)各時期の発達の様相および生じやすい心理学的問題を理解している。
(2)さまざまな分野での心理学的支援の実際や方法について説明できる。
(3)事例について,問題のアセスメントから介入までの流れを理解している。

〔授業科目内容の概要〕
臨床心理学には多くの観点やテーマがあるが,本授業の前半では発達臨床心理学に焦点を当て,発達の各時期で顕著となる発達課題や心理的問題の意味を読み解く。後半では心理的アセスメントやさまざまな分野における心理学的支援について解説し,グループワークなども取り入れながら,心理臨床的支援の視点を学ぶ。

〔授業計画〕
第1回 オリエンテーション:臨床心理学の基本理論
第2回 胎児期~乳児期の発達と臨床的問題
第3回 幼児期の発達と臨床的問題-認知、ことば、心の発達
第4回 幼児期の発達と臨床的問題-発達のつまずき、心理的問題
第5回 児童期の発達と臨床的問題
第6回 思春期の発達と臨床的問題
第7回 青年期の発達と臨床的問題
第8回 成人期の発達と臨床的問題
第9回 中年期・老年期の発達と臨床的問題
第10回 心理的アセスメント:意義と方法
第11回 多職種連携:医療・福祉・教育・産業・司法分野での心理学的支援
第11回 医療・産業・司法分野での心理学的支援
第12回 良好な人間関係のためのコミュニケーション
第13回 臨床心理学における研究
第14回 ケースワーク:問題のアセスメントから介入まで
第15回 全体のまとめ

〔授業外学修の指示〕
これまでに受講した心理学に関する授業での学びを復習しておく。指定した教科書を含め,臨床心理学に関連する学術的な書籍を読み,知識や理解を深める。

〔使用教材〕
『はじめての心理学概論』古見文一・小山内秀和・樋口洋子・津田裕之(編)ナカニシヤ出版 ISBN:978-4-7795-1361-9
※既に「臨床心理学概論」で購入済の場合、改めて購入する必要はない。

〔参考図書〕
『はじめての発達心理学』古見文一・西尾祐美子(編)ナカニシヤ出版

〔成績評価の方法・基準〕
期末レポート:60%
平常点:40%

〔学生へのメッセージ〕
本授業では理論的知識だけでなく,臨床的視点を身につけることを目的としています。そのため、これまでの学びを通して、より実践的に役立つ力へと深められるよう、一緒に頑張っていきましょう。さまざまな心理学的問題や発達のつまずきに自分ならどのようにアプローチするかを考え,授業内でも積極的な参加姿勢を求めます。

〔教員の実務経験〕
臨床心理士・公認心理師として学校や療育機関での経験に沿って、心理職と教員の互いの専門性や重なり、多職種連携に焦点化しながら心理職の立場から授業を行っている。
履修に関して留意すること
〔科目分類番号〕UHM2133

〔関連するディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)〕
(3)現代の教育課題に対する確かな理解と豊かな教養を備えている。(知をみがく/知識・理解)
(4)学校教育、幼児教育、保健教育に関わる分野の高度専門職業人として必要な教育学の諸理論、子どもの発達、各教科・領域の内容や指導法、学校保健等についての専門的な知識を有している。(知をみがく/知識・理解)
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